【2016年第17週】カーディナルスがラムズに圧勝
2017年01月02日(月) 09:58現地1日(日)、ロサンゼルス・ラムズの本拠地ロサンゼルス・メモリアル・コロシアムに乗り込んだアリゾナ・カーディナルスはクオーターバック(QB)カーソン・パーマーが3タッチダウンパスを投げるなど、攻撃陣の活躍で44点を奪取し、ラムズのオフェンスを6点にとどめた守備陣の奮闘もあって最終戦を白星で飾っている。44対6の圧勝を果たしたカーディナルスは今季を7勝8敗1分で終え、ラムズは4勝12敗となった。
オープニングドライブではカーディナルスがフィールドゴールを決めて先制したが、以降は守備陣の活躍もあってオフェンスはなかなか相手陣地に攻め込めない。
第2クオーター開始直後、カーディナルスのQBパーマーがワイドレシーバー(WR)J.J.ネルソンに放ったパスがインターセプトされてしまい、ボールを奪ったフリーセーフティ(FS)モーリス・アレキサンダーが19ヤードをリターンしてターンオーバー。しかしながら、ラムズWRファロー・クーパーがランニングバック(RB)トッド・ガーリーを狙って投げたパスはカーディナルスのコーナーバック(CB)ハーラン・ミラーがインターセプトする。ミラーはさらに52ヤードを駆け抜けて攻撃陣にボールをつないだ。
フィールドゴールで追加点を得たカーディナルスは次の攻撃ドライブでRBカーウィン・ウィリアムスが21ヤードランを披露したほか、QBパーマーからWRネルソンへの20ヤードパスが通って一気に前進。最後はパーマーがエンドゾーンに入っていたWRジェレミー・ロスに4ヤードパスを放ってタッチダウンを決めている。
一方、ラムズはQBジャレッド・ゴフとRBガーリーのコンビが29ヤードを稼いだ後、WRタボン・オースティンが38ヤードを走ってタッチダウンを狙ったものの、ゴフのモーションが違反となり、タッチダウンは無効、5ヤードを失った。ラムズはこのドライブでフィールドゴールを返し、次の攻撃でもフィールドゴールによる追加点を得ている。しかし、前半終了間際にはカーディナルスもフィールドゴールを成功させて19対6、13点のリードを持って後半に臨んだ。
ラムズの攻撃をパントに抑えたカーディナルスは第3クオーター最初のオフェンスドライブでQBパーマーが敵陣深くに陣取っていたタイトエンド(TE)ダレン・フェルズに投げた37ヤードパスがつながり、フェルズがゴールラインを割ってタッチダウン。さらにカーディナルスは次の攻撃ドライブでもRBウィリアムスのランとQBパーマーのパスで敵陣に攻め込み、最後はRBウィリアムスが1ヤードを押し込んでタッチダウンを収めた。24点差をつけられたラムズは後半に入っても攻撃陣がリズムをつかめず、序盤に続いて第3クオーターも無得点に終わっている。
加えて、第4クオーターではQBゴフのパスをWRオースティンがファンブルしてしまい、カーディナルスのコーナーバック(CB)ジャスティン・ベセルに拾われた。攻撃権を得たカーディナルスはラムズ陣地16ヤードからフィールドゴールを狙ったが、ラムズのディフェンシブバック(DB)コーディ・デイビスがペナルティを犯して無効に。8ヤードを得てレッドゾーンに入ったカーディナルスはパーマーからWRラリー・フィッツジェラルドへの5ヤードパスでタッチダウンを奪った。反撃の糸口が見えないラムズはQBショーン・マニオンを投入して流れを変えようとしたが、相手CBベセルにインターセプトを食らってしまう。ボールを奪ったベセルは66ヤードを疾走してリターンタッチダウンを収めた。終盤にパーマーと交代してフィールドに入ったQBドリュー・スタントンは短いパスでラムズ陣地を前進していくも、WRブリタン・ゴールデンに投げたパスをストロングセーフティ(SS)T.J.マクドナルドにインターセプトされている。残り1分46秒で攻撃ドライブをスタートさせたラムズだったが、QBマニオンがファンブルを喫して相手インサイドラインバッカー(ILB)シオ・ムーアにリカバーされ、万事休す。
カーディナルスQBパーマーはパス38回中20回成功、255ヤード、3タッチダウン、1インターセプトの活躍だった。途中出場のQBスタントンは4回のパスを投げて2回成功し、8ヤード、1インターセプトをマークしている。
ラムズQBゴフはパス20回中13回を成功させて120ヤード、タッチダウンとインターセプトはゼロ。QBマニオンは6回のパスを投げて3回が成功、19ヤード、タッチダウンなし、1インターセプトだった。