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【2016年第17週】レイダースを下してHCキュービアック最後の試合を白星で飾ったブロンコス

2017年01月02日(月) 13:01

デンバー・ブロンコスのトレバー・シーミアン【AP Photo/Jack Dempsey】

現地1日(日)、デンバー・ブロンコスが本拠地にオークランド・レイダースを迎えて今季最終戦に挑んだ。ブロンコスの選手たちには、この試合を最後にヘッドコーチ(HC)ゲイリー・キュービアックがコーチの座を退くことが伝えられており、最後に白星を勝ち取って見送ろうと臨んだ試合は24対6でブロンコスが勝利。負けたレイダースは地区優勝を逃し、さらにディビジョナルプレーオフのシード権も獲得できなかった。

ブロンコスはオープニングドライブからクオーターバック(QB)トレバー・シーミアンの細かいパスなどで敵陣へと進むと、同ドライブの最後はランニングバック(RB)デボンテ・ブッカーの11ヤードランで先制タッチダウンを決める。その後は両チームとも攻撃のリズムを作れずに第1クオーターが終了。

第2クオーター序盤にはRBジャスティン・フォーセットが64ヤードを走って敵陣までボールを進めたブロンコスが、フィールドゴールを成功させて点差を10に広げる。レイダース攻撃陣はエースQBデレック・カーの代打として出場したQBマット・マグロインが思うようにパスを通せず、オフェンスのリズムを作ることができない。さらに、そのマグロインがクオーター中盤にタックルを受けて左肩を負傷してしまう。直後のドライブでは、シーミアンからブッカーへの43ヤードパスでブロンコスがタッチダウンを決め、17点のリードを築いた。レイダースはマグロインの代わりとして新人QBコナー・クックを投入したが、うまく攻撃のリズムをつかめず、無得点のまま前半を終えている。

後半に入ってもブロンコスは手を緩めることなくレイダースを攻め続け、シーミアンからWRデマリウス・トーマスへの26ヤードパスで敵陣までボールを進める。ドライブの最後はタイトエンド(TE)バージル・グリーンがシーミアンの2ヤードパスをつなげてタッチダウンを収め、ブロンコスが完全に試合の主導権を握った。レイダースもクオーター終盤にはクックからの32ヤードパスをWRアマリ・クーパーがつなげてタッチダウンを成功させ、2ポイントコンバージョンに挑んだものの、失敗に終わっている。

第4クオーターを迎えて反撃に出たいレイダースだったが、クックがTEマイカル・リベラを狙ったパスをフリーセーフティ(FS)ジャスティン・シモンズにインターセプトされてしまうなど、追加点を奪えない。試合はブロンコスがリードを保ったまま終了した。

ブロンコスQBシーミアンはパス27回中17回成功、206ヤード、2タッチダウン、1インターセプトで試合を終えている。RBブッカーはキャリー14回、57ヤード、1タッチダウンに加え、レシーブも2回、52ヤード、1タッチダウンをマークし、ラッシングとレシーブでタッチダウンを1回ずつ決めた。

レイダースQBクックはパス21回中14回成功、150ヤード、1タッチダウン、1インターセプト。マグロインのケガが深刻な場合はクックがプレーオフでも試合に出場する可能性は十分ある。