チャージャーズがHCマイク・マッコイを解任
2017年01月02日(月) 13:042年連続でAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区の最下位が決定したサンディエゴ・チャージャーズはヘッドコーチ(HC)のマイク・マッコイを解任することを明らかにした。
チームは現地1日(日)、カンザスシティ・チーフスに37対27で黒星を喫した後にマッコイの解任を正式に決定。
ジョン・スパノス球団社長は声明の中で、「マイク・マッコイは人格者であった。チャージャーズというチームに貢献してくれたことを本当に感謝している。今回マイクを解任する決断は球団のさらなる発展に向けて避けては通れないものだった。チームのポテンシャル的にも今のチーム状況とはマッチしていないと考える。組織全体を通して、勝利への必死さが薄れてきている雰囲気があった。われわれの新HC調査はすぐに開始される」と語った。
マッコイはレギュラーシーズン27勝37敗、ポストシーズン1勝1敗の成績。プレーオフに出場したのは2013年までさかのぼる。ここ2年間を通し、チャージャーズは9試合でしか白星を飾っていない。
2013年にはチャージャーズHC調査を牽引し、マッコイに白羽の矢を立てたジェネラルマネジャー(GM)のトム・テレスコは今回の解任について、「一生懸命に働き、チームに献身してくれたマイクに心から感謝したい。今回の経験で培った職場の倫理や一体感は今後、絶対に役立つはずだ」と語った。
マッコイはレギュラーメンバーの負傷者でかなり苦しいシーズンを強いられたが、5勝を挙げていたチャージャーズが第16週に、それまで未勝利のクリーブランド・ブラウンズにまさかの敗戦を喫したのは最大の汚点であろう。
チャージャーズが近年の失敗の連続とは畑を全く異にする新しいコーチを招へいするために、2017年に本拠地をロサンゼルスに移転する計画はそのアドバンテージになるかもしれない。