ジャガーズはケリーではなくハケットをOCに指名
2017年01月19日(木) 12:26ジャクソンビル・ジャガーズの攻撃コーディネーター(OC)にチップ・ケリーが招聘(しょうへい)されるという話は見送られたようだ。
ジャガーズは現地18日(水)、ナサニエル・ハケットをOCに就任させると発表。今シーズン終盤に臨時OCを務めたハケットが正式なOCとなる。
今シーズンの第8週、テネシー・タイタンズに敗戦を喫した後にグレッグ・オルソンOCが解任となるまで、37歳のハケットはクオーターバック(QB)コーチを務めていた。
チームは今週にケリーとの面談を行ったが、すでに内部に在籍して結果も残しているハケットを採用する方が新HCのダグ・マローンにとっても好ましかったのだろう。
マローンは声明の中で「ナサニエルをチームのOCとして迎えることができてうれしい。今オフシーズンからすぐに、攻撃陣の改善や新たな戦略導入に努めてもらう。これまでも7シーズンを通して彼と共に働く喜びを経験してきた。彼の勝利への貪欲さや、知識の豊富さはよく知っているつもりだ」と語った。
2015年にジャガーズのコーチとなるまでのハケットは、シラキュース大学からビルズへというマローンと全く同じ経歴を持っている。
この2人のタッグがもしかするとブレイク・ボートルスをチームの大黒柱となるQBにまで成長させてくれるかもしれない。シーズンの大半はひどいパフォーマンスを披露したボートルスだったが、今シーズンの終了間際に臨時HCとなったマローンは2週間でボートルスのプレーを変化させている。
チームの公式サイトが指摘するように、オルソンの解任後にハケットが臨時OCとなったジャガーズは、攻撃時のポゼッションタイムがリーグ30位から13位、ゴール・トゥー・ゴー・エフィシェンシーは15位から4位、レッドゾーンエフィシエンシーは16位から5位と、大幅な改善を見せている。また、この間の総ヤード数は30位から5位に、ラン平均ヤード数も26位から13位にまで上昇した。
今シーズンは悲しみに暮れたジャガーズファンだが、来シーズンにはこれ以上の成績も期待することができそうだ。