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タイタンズHCムラーキー、“QBマリオタは順調に復帰“

2017年01月20日(金) 09:49

テネシー・タイタンズのマーカス・マリオタ【AP Photo/Phelan M. Ebenhack】

腓骨(ひこつ)を骨折して金属板プレートを足に埋め込んでから数週間、テネシー・タイタンズのクオーターバック(QB)マーカス・マリオタが復帰に向けて順調に回復しているようだ。

現地18日(水)、ヘッドコーチ(HC)のマイク・ムラーキーはラジオ番組『102.5 The Game(102.5ザ・ゲーム)』の中で、QBマリオタに関して“順調だ”と語っていた。

ムラーキーは地方紙『The Tennessean(ザ・テネシアン)』を通し、「今日の午後、マーカスと話をした。彼は病院に行ったらしく、診察結果は良好だったようだ。順調にきている。彼は来シーズンに向けてチームになくてはならない存在。彼がいつ練習を再開するかは何とも言えないが、来シーズンには確実に間に合うだろう。今のところは本当に順調にきている様子だ」と発言。

マリオタはクリスマスイブの敗戦試合で足を骨折し、今季絶望となっている。この試合でタイタンズのプレーオフ進出の夢はほぼ絶たれた。

マリオタは術後2カ月間、足に体重をかけてはならない。リハビリの第2ステップは2月下旬か3月初旬に行われる予定だ。復帰には最低4、5カ月が見積もられ、マリオタがチーム合同練習(OTA)に参加できるのは5月か6月になりそうだ。看板選手であるマリオタの扱いにはチームもかなり慎重な姿勢を取るだろう。

2年目のマリオタは期待に応える活躍を見せてくれた。パフォーマンスの荒い時期もあったが、ロングパスの精度は着実に磨かれている。オフシーズンにさらなる技術を身に着け、来シーズンは飛躍の年となるべきだ。

ムラーキーはマリオタの台頭をアトランタ・ファルコンズ所属で今シーズンのMVP候補であるQBマット・ライアンになぞらえた。2008年から2011年にかけて、ムラーキーはライアンのコーチを務めている。

ムラーキーは「マーカスは成長している。マットも成長したんだ。彼が新人の頃はいつもそばにいたよ。マーカスがドラフトされた時、私はまだここのHCではなかった。だが、彼が成長してリーダーシップを見せるようになってきたことは私にも分かる。ただ、距離を保ちながら見守ってやることも必要なんだ。マットに対してもそうだった。マットと同様のやり方でマーカスにも接している。マーカスはマットと全く同じように、毎週、丹念に試合前準備を行なうんだ」と述べた。

今後、マリオタの負傷が尾を引くことがなければ、来シーズンのタイタンズはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区の優勝候補に名乗りを上げるだろう。もしタイタンズが地区優勝を決めれば、2008年以来の快挙となる。