ブラウンズ、OLBコリンズが4年の大型契約に合意
2017年01月24日(火) 09:40クリーブランド・ブラウンズはアウトサイドラインバッカー(OLB)ジェイミー・コリンズと4年契約の合意に至ったと発表。ブラウンズが自由契約のコリンズを市場に出す前に引き留めた形だ。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えるところによると、コリンズの新契約は2,600万ドル(約29億3,000万円)の保証付きでおよそ5,000万ドル(約56億3,000万円)となり、カロライナ・パンサーズのLBルーク・キークリーの年俸1,236万ドル(約14億円)をもしのぐ大型契約となっている。現地19日(木)に報道されてから今回に至るまで、両者は契約内容の詳細を詰めていた。
コリンズはニューイングランド・ペイトリオッツから補償ドラフト指名権と交換にブラウンズへと移籍しており、トレード締め切り間際でのこの移籍に誰もが驚きを隠さなかった。移籍後すぐさま結果を残したコリンズはブラウンズの一員として8試合に出場、69タックル、2サックをマークしている。
ラポポートは10月後半、ペイトリオッツがコリンズに対して年俸およそ1,000万ドル以上(約11億2,500万円)のオファーを提示したものの、コリンズはリーグ内LBとして最高額の契約を主張していると報じた。
契約額がどうあれ、サラリーキャップとのスペースが空きすぎているというチーム事情や、プロボウラーとしての実力を備えた選手がロースターにわずかしかいないということを踏まえれば、チームがコリンズを引き留めるという選択は十分に合理的な判断と言える。レギュラーシーズン最後の2カ月は今や解任となったレイ・ホートン守備コーディネーター(DC)が推し進めた3-4システムを採用してそれほど機能しなかった。コリンズには新DCグレッグ・ウィリアムスが推奨する4-3システムの下、より自然体での活躍が期待される。
コリンズの自由契約は目に余るとしてペイトリオッツからは非難を浴びていたものの、少なくとも元同僚の1人はコリンズを最高の守備選手として評していた。DCウィリアムスはコリンズを筆頭に、LBクリスチャン・カークシー、ディフェンシブタックル(DT)ダニー・シェルトン、コーナーバック(CB)ジャマー・テイラーで盤石な守備陣を形成する。