パッカーズRGラング、“グリーンベイに戻って来たい”
2017年01月24日(火) 12:19ベテランライトガードの(RG)T.J.ラングは現地22日(日)、44対21で敗戦したアトランタ・ファルコンズとのNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦で左足を負傷し、カートでフィールドを去った。今回の負傷は昨年11月後半に骨折した箇所と同じ部分。試合に復帰できず、ラングがサイドラインで涙を流す姿が見られている。
ラングは地方紙『Milwaukee Journal Sentinel(ミルウォーキー・ジャーナル・センチネル)』に対して「足を負傷して初めに頭に浮かんだのがそれだったんだ。パッカーズのヘルメットを被るのがこれで最後になるとは考えたくない。辛いよ、本当に。ゆっくり時間をかけるつもりさ。数日間は休んで、この先どうなるかを見届ける。このロッカールームにいる皆が、俺がここにずっといたいと思っているのを知っていると思うよ」と語った。
リーグの中でもタフなガードとして知られているラングだが、確実にパッカーズに戻って来ると言えるわけではない。地方紙ジャーナル・センチネルが指摘していたように、パッカーズのジェネラルマネジャー(GM)テッド・トンプソンは今シーズン、29歳のラングとの交渉は最優先事項ではないと発言している。
ラングの故障癖が事を複雑にしているのは否めない。ラングは『ESPN』に対して、臀部(でんぶ)の負傷箇所を手術するためにプロボウルは欠場すると打ち明けた。
2009年にドラフト4巡目で指名を受けてから8年間をパッカーズで過ごしたラングは、自分が置かれた状況を理解している。
「もう8年も経ったんだ。どこにも行きたくないね。最初からずっとそうやって言ってきたんだ。このチームを愛しているよ。グリーンベイが大好きさ。パッカーズの一員になれて幸せなんだ。この街とチームの象徴になれて本当に最高。せひ戻って来たい。俺の都合では何とも言えないけどもね。ここが俺のいたい場所なんだ」と語った。
大エースのクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースが“軽い再充填”が必要と語っているチーム事情を踏まえると、ラングのこの先は全く想像がつかない。