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レッドスキンズHCグルーデン、QBカズンズの残留に期待

2017年01月25日(水) 10:23

ワシントン・レッドスキンズのカーク・カズンズ【AP Photo/Nick Wass】

現地24日(火)、ほとんどのチームスカウトやコーチと同様に、ワシントン・レッドスキンズのヘッドコーチ(HC)ジェイ・グルーデンも次なる若き才能を発掘するため、アラバマ州のモービルに足を運んだ。グルーデンが将来を見据える中、現在のエースクオーターバック(QB)については今後どうなるのだろうか。

地方紙『Washington Post(ワシントン・ポスト)』のマイク・ジョーンズによると、新たなフランチャイズタグ、あるいは、高額契約によってカーク・カズンズがチームに残留するかどうかと問われたグルーデンは火曜日、「カークはチームに戻って来ると心から思っている」と発言したという。

カズンズの来シーズンについては多くの選択肢が考えられる。レッドスキンズ残留となれば、複数年契約で9桁(1億ドル/約113億9,000万円)の提示を受けることもあり得る。

しかし、その他の選択肢もある。すなわち、かつてレッドスキンズの攻撃コーディネーター(OC)で、現在はアトランタ・ファルコンズOCであり、さらにはサンフランシスコ・49ersのヘッドコーチ(HC)就任がうわさされるカイル・シャナハンと共にサンフランシスコへ移籍するという可能性だ。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは2012年にレッドスキンズがカズンズをドラフトした際の“中心的”人物こそがシャナハンであったとし、チームがカズンズに対してフランチャイズタグを付けない場合、49ersはカズンズの“獲得に乗り出す”だろうと報じている。

これらのうわさに対するグルーデンの反応は、カズンズに投資し、ワシントンでの未来に熱狂した者にとっては良い兆候である。2015年に先発として指名されて以来、2年間で9,083ヤード、54タッチダウン、インターセプトはわずか23回しか記録していないカズンズ。この間のレッドスキンズは17勝14敗1分けで、カズンズのパス成功率はおよそ70%以上を誇る。カズンズが残したこれらの数字はリーグベストのQBたちとも比肩するレベルだ。

24日、グルーデンは元レッドスキンズOCのショーン・マクベイがロサンゼルス・ラムズのHCに抜てきされたのを受け、もしカズンズが残留するとなれば、自らが来シーズンのプレーコーラーを務める可能性も示唆した。チームは先週、マット・カバノーを新OCに任命している。

それも交渉手段の一つに過ぎないかもしれないが、カズンズにとってその情報が魅力的かどうかは今後分かるだろう。