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故障者情報:足首負傷のファルコンズCマックが今週の練習を回避

2017年01月25日(水) 11:28


アトランタ・ファルコンズのアレックス・マック【AP Photo/John Amis】

18シーズンぶり、2度目のスーパーボウル出場を決めたアトランタ・ファルコンズはチーム攻撃陣の要に対してリスクを取ることはなく、慎重な姿勢を見せている。

現地22日(日)、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦でファルコンズのセンター(C)アレックス・マックが足首を負傷。今なおその足首の腫れは引いておらず、痛々しく見える。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによると、チームは短時間の離脱だけでその試合中に復帰していたマックをバイウィークとなる今週の練習には参加させない方向のようだ。

ラポポートはスーパーボウル、ニューイングランド・ペイトリオッツ戦出場を確実にするため、チームがマックに充電期間を与えているとも報じた。当の本人も火曜日、ラジオ番組『Schein on Sports(シェイン・オン・スポーツ)』の中で「俺たちは全て順調にきている。ゲームデイまでには間に合う」と語っている。

ファイブマンユニットとしてレギュラーシーズンの16試合に出場したオフェンシブライン(OL)のマックは、ファルコンズ攻撃陣にとって絶対的かつ必要不可欠な存在だ。昨年のオフシーズンにクリーブランド・ブラウンズから移籍したマックはファルコンズと5年契約を結び、すぐさま攻撃コーディネーター(OC)カイル・シャナハンの戦術に適応。シャナハンと言えばかつて、2014年にブラウンズのOCも務めた経験があった。

『Pro Football Focus(プロ・フットボール・フォーカス)』の分析ではCとしてリーグベスト3にランクしているマック。今シーズンはプロボウルに選出され、セカンドチームのオールプロメンバーにも入り、チームのNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)優勝やクオーターバック(QB)マット・ライアンのMVP候補者入りにも多大な貢献を果たした。

マックの足首が万全な状態ではない中、無理強いして練習に参加させることほど無責任なことはないだろう。チャンピオンシップ戦とスーパーボウルの間がバイウィークとなっているのもこのような事態があるためだ。スーパーボウルという大舞台では、最高の選手が揃った万全な2チームの激突を皆が期待している。

【その他、24日までに判明している故障者情報】

ピッツバーグ・スティーラーズのHCマイク・トムリンは記者に対し、今シーズンを通してレベオン・ベルが鼠径部(そけいぶ)の負傷を抱えていることに気づいていたと明かしたが、その負傷が原因で練習や試合を欠場することがなかったため、その負傷についての報告を上げることはなかったと語った。

トムリンは「なんとかせざるを得なかった。シーズン中のそのようなケガはほぼ皆が抱えているものだと思う。そして彼らの中にフィールドを離れたい者などいない。だから、気づいてはいたが、その負傷が彼の出場プランやメンバーを決める際のプランニングに大きな影響を与えることはなかった」と説明した。