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解雇されたHCライアン、ビルズに対して「幸運は祈らない」

2017年02月01日(水) 13:16

バッファロー・ビルズのレックス・ライアン【Paul Spinelli via AP】

最近になってバッファロー・ビルズのヘッドコーチ(HC)職を解かれたレックス・ライアン。ライアンにとってHCをクビになるのは2度目のことだ。

ライアンはビルズと5年契約を交わしていたが、2年目となる今年、ビルズが契約破棄を決定した。これによりライアンは再び無職となっている。ニューヨーク・ジェッツのHCを解任されてわずか数週間のうちに、ライアンはビルズと契約を結んでいた。ニューイングランド・ペイトリオッツやマイアミ・ドルフィンズも現在はHCを探していないことを考えると、ライアンがこれ以上AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区に居座る可能性は低い。バッファローとニューヨークでのHC経験を踏まえて反省点も多々あるはずのライアンだが、そんな2チームに対して悪意を抱くことはあるのだろうか?

地元メディアの『New York Daily News(ニューヨーク・デイリー・ニュース)』に対してライアンは次のようにコメントしている。

「ビルズに対して悪意を持ったりはしていない。ただ幸運を祈ったりもしない。そこは正直に言う、実際どうとも思っていない。ジェッツには幸運を祈るけどな」

確かにジェッツは幸運が必要なチームだ。一方のビルズには、頼れるクオーターバック(QB)に加え、ワイドレシーバー(WR)サミー・ワトキンスの健康、守備陣のレベルアップが必要になるだろう。

ビルズは守備力を強化するために、ここ6年間をカロライナ・パンサーズの守備コーディネーター(DC)として過ごした42歳のショーン・マクダーモットをHCに抜てきしている。HCトッド・ボウルズ率いるジェッツがすぐにチームとしての質を上げることは難しそうだ。

ライアンはビルズに対する感情は既になくなったと公言している。

HCとして65勝68敗を記録するライアンは、契約破棄の後にもビルズから受ける支払いに言及しつつ、「悔しいとかいう感情はない。もしかしたら1,500万ドル(約16億9,000万円)もそう感じている理由の一つかもしれない」とコメントを残した。

「もし彼らがオレにコーチとしてここにいてほしくないと思うのであれば、そこまでだ。それ以上話すことはない。自分には(解雇が決まってから)多くの人には与えられないチャンスが巡ってきている。今まで歩んできたキャリアとは少し違うものだが、楽しめると思う。これが自分に合っていることを願うよ。やってみて合わない場合もある。雇う側がオレとは合わないと思うかもしれない。そしたらまた自分の好きなコーチ職に戻るかもしれない。まだオレも若いしな。ただ、解雇されたことに対しては何とも思ってないよ」

ライアンが話す”チャンス”とは、スーパーボウル前に放送される『ESPN』の番組に出演することを指している。話すことを得意とするライアンにとって、ぴったりの仕事かもしれない。今年はスタジオを拠点に活動し、コーチ職から遠ざかるライアンだが、再びサイドラインに立つ日もそう遠くはないはずだ。

HCとして65勝68敗を記録するライアンは、契約破棄の後にもビルズから受ける支払いに言及しつつ、「悔しいとかいう感情はない。もしかしたら1,500万ドル(約16億9,000万円)もそう感じている理由の一つかもしれない」とコメントを残した。

「もし彼らがオレにコーチとしてここにいてほしくないと思うのであれば、そこまでだ。それ以上話すことはない。自分には(解雇が決まってから)多くの人には与えられないチャンスが巡ってきている。今まで歩んできたキャリアとは少し違うものだが、楽しめると思う。これが自分に合っていることを願うよ。やってみて合わない場合もある。雇う側がオレとは合わないと思うかもしれない。そしたらまた自分の好きなコーチ職に戻るかもしれない。まだオレも若いしな。ただ、解雇されたことに対しては何とも思ってないよ」

ライアンが話す”チャンス”とは、スーパーボウル前に放送される『ESPN』の番組に出演することを指している。話すことを得意とするライアンにとって、ぴったりの仕事かもしれない。今年はスタジオを拠点に活動し、コーチ職から遠ざかるライアンだが、再びサイドラインに立つ日もそう遠くはないはずだ。