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“MVPはライアン”とシーホークスQBウィルソン

2017年02月01日(水) 14:11


シアトル・シーホークスのラッセル・ウィルソン【AP Photo/David Goldman】

第51回スーパーボウルで先発が予想される2人のクオーターバック(QB)――マット・ライアンとトム・ブレイディ――は現地4日(土)、『NFL Network(NFLネットワーク)』の“NFL Honors(NFLオナーズ)”にて発表される2016年シーズンMVPの筆頭候補だ。

誰がMVPを獲得するかについては人それぞれに意見は異なるだろうが、この2人のQBについては今シーズンにアトランタ・ファルコンズとニューイングランド・ペイトリオッツの両者と対戦し、いずれからも白星を挙げたシアトル・シーホークスのエースQB、ラッセル・ウィルソンに話を聞いてみよう。

火曜日にNFLネットワークの番組である『Total Access(トータル・アクセス)』に出演したウィルソンは、同番組内で現役時にチームメイトだったマイケル・ロビンソンに対し、「マット・ライアンかなと思う。今年は彼の年だ。個人的な意見だが、彼がMVPだと思っている。フィールドでの彼は成功者だったし、去年と比べても成長している。彼のキャリアでここまで良かった年はないだろう。困難な状況も乗り越える術を身に着けたのだと思う」と語った。

今シーズンは残念な結果に終わったウィルソンだったが、ファルコンズにはホームで勝利、ペイトリオッツにはアウェーで白星を飾っている。

シーホークスが勝利を収めながらも物議を醸したファルコンズ戦で、ライアンはウィルソンよりも多くのヤードをゲインしていた(335ヤード対270ヤード)。また、第4クオーターのドライブでワイドレシーバー(WR)フリオ・ジョーンズに対するPI(パスインターフェア)がコールされていれば、ファルコンズが勝利を収めていた可能性は十分にある。大勢のシーホークスファンの前で3TDに絡んだライアンはこの試合以降、メディアの注目を浴び続けることになった。ディビジョナルラウンドで再戦を果たしたライアンは3タッチダウンパスを投げてシーホークスを破り、チームを勝利へと導いた。

ウィルソンはペイトリオッツ戦で今シーズン最高のパフォーマンスを見せており(348ヤード、3タッチダウン)、第49回スーパーボウルでの敗戦をわずかながら埋め合わせている。一方、タイトエンド(TE)のロブ・グロンコウスキーに対するタッチダウンアテンプトが失敗に終わり、試合を決定付けてしまったブレイディはこの日無得点。ブレイディのワーストゲームがこの試合であったことは明らかだ。

ゆえにおそらく、ウィルソンのMVP予想には多少の印象操作が加わっているのかもしれない。

しかしながら、どちらのチームがスーパーボウルを制するかと問われたウィルソンはそのチームにペイトリオッツを指名し、かつ、ブレイディを“勝者であり、彼には優勝経験が何度もある”と評している。

シーホークスが勝利を収めながらも物議を醸したファルコンズ戦で、ライアンはウィルソンよりも多くのヤードをゲインしていた(335ヤード対270ヤード)。また、第4クオーターのドライブでワイドレシーバー(WR)フリオ・ジョーンズに対するPI(パスインターフェア)がコールされていれば、ファルコンズが勝利を収めていた可能性は十分にある。大勢のシーホークスファンの前で3TDに絡んだライアンはこの試合以降、メディアの注目を浴び続けることになった。ディビジョナルラウンドで再戦を果たしたライアンは3タッチダウンパスを投げてシーホークスを破り、チームを勝利へと導いた。

ウィルソンはペイトリオッツ戦で今シーズン最高のパフォーマンスを見せており(348ヤード、3タッチダウン)、第49回スーパーボウルでの敗戦をわずかながら埋め合わせている。一方、タイトエンド(TE)のロブ・グロンコウスキーに対するタッチダウンアテンプトが失敗に終わり、試合を決定付けてしまったブレイディはこの日無得点。ブレイディのワーストゲームがこの試合であったことは明らかだ。

ゆえにおそらく、ウィルソンのMVP予想には多少の印象操作が加わっているのかもしれない。

しかしながら、どちらのチームがスーパーボウルを制するかと問われたウィルソンはそのチームにペイトリオッツを指名し、かつ、ブレイディを“勝者であり、彼には優勝経験が何度もある”と評している。