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ベアーズQBカトラー、早期引退も選択肢に?

2017年02月23日(木) 13:26


シカゴ・ベアーズのジェイ・カトラー【AP Photo/Nam Y. Huh】

シーズン新年度となる3月9日(木)に向け、シカゴ・ベアーズがクオーターバック(QB)ジェイ・カトラーのトレードに失敗したとすれば、同選手の進退はどうなるのだろうか。

今オフシーズン、仮にカトラーにとって良い条件のチームが見つからなかった場合、早期引退の道を選択する可能性も否定できない。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地23日(水)、『NFL Total Access(NFLトータル・アクセス)』の中で「カトラーは2017年のシーズンでプレーするか、あるいは引退してフィールドを去るかをまだ考えている最中のベテラン選手の一人だ。ジェイ・カトラーには考慮すべきことがたくさんある」とコメントした。

ラポポートが言及したように、カーソン・パーマーやベン・ロスリスバーガー、トニー・ロモなどのべテランQBも、2016年のシーズンが終わった後に自身の引退について考え始めていた。

パーマーはアリゾナ・カーディナルスでのプレー続行を決意し、ロスリスバーガーやロモも身体の状況に問題がなく、自らが望む好条件が約束されるならプレーを続けることが予想される。

30代半ばを迎えるカトラーが引退へと決心を固め始めたと言っているわけではない。これは単に、たとえ過去に実績のある選手であっても近年のNFLでは単年契約を結ぶ傾向にあり、選手は自身や家族についての未来を考え、時間をかけて進退を決めているという現実的な話なのだ。

カトラーはワークアウトを行い、2017年のシーズンに向けて準備を開始している。ラポポートによれば、カトラーは肩関節唇のケガから順調に回復しており、もうじき万全な状態に戻るという。

しかるべきチーム、相応な契約内容で先発QBとしての役割を与えられたならば、2017年シーズンの第1週でカトラーの姿を見ることができそうだ。仮にプレー時間や一定金額が保証された弱小球団だけがベストな選択肢として残れば、その場でプレーすることに対するモチベーションが意思決定の際に最大の焦点となるのは当然だろう。