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バイキングスGMスピールマン、“皆がブリッジウォーターの復帰を願っている”

2017年02月24日(金) 10:26

ミネソタ・バイキングスのテディ・ブリッジウォーター【AP Photo/Gary Lander】

ミネソタ・バイキングスのクオーターバック(QB)テディ・ブリッジウォーターの復帰時期は完全に未定だ。

現地23日(木)、ジェネラルマネジャー(GM)リック・スピールマンはこの先、ブリッジウォーターが完全な状態でフィールドに復帰できるかどうかは定かではないことを明らかにした。

『USA Today(USAトゥデイ)』のトム・ペリセロによると、スピールマンは「皆がブリッジウォーターの復活を望んでいる」と語ったそうだ。

スピールマンはブリッジウォーターがまだフットボールのアクティビティを一切行っていないことも明かしている。24歳のブリッジウォーターは昨年9月、膝関節の脱臼に加えてACL(膝内側側副靭帯/ひざないそくそくふくじんたい)断裂の大ケガを負っている。

ブリッジウォーターがキャリア継続できるかすら不確かであるため、2017年シーズンの復帰はなおさら望みが薄い。だからこそバイキングスはドラフト1巡目指名権を投げうってまでフィラデルフィア・イーグルスからサム・ブラッドフォードを獲得したのだ。ブラッドフォードの契約は来シーズンまで残っている。

スピールマンのお茶を濁したような発言は2016年シーズン終了後のヘッドコーチ(HC)マイク・ジマーの発言とも似通っている。

今年1月、ジマーは『Minnesota Star Tribune(ミネソタ・スター・トリビューン)』を通じて「テディの回復具合が気になる。彼は毎日ここに来てトレーニングには励んでいる。ただ彼が完全に復帰してくれるのを祈るばかりだ。他のことは二の次だ」と語った。

ジマーはブリッジウォーターが今後いつ復帰するか、さらにはQBとしてフィールドに復帰できるか自体が不透明であるとも加えて述べた。

また、ジマーは「彼のケガは普通のものとは違った。普通のケガなら大抵復帰は可能だ。どのくらい復帰に時間を要したか、また、どのくらい復帰できなかったかなどは過去の負傷者を通して研究できるが、ケガの種類は多種多様。全く同じケガなどは存在しない」とも発言している。

ブリッジウォーターのリハビリに期限は設けられていない。話を聞けば聞くほど、2017年の復帰、ましてや今後の復帰自体も怪しまれる雰囲気だ。