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ベテランCマンゴールドが11年を過ごしたジェッツを離脱

2017年02月26日(日) 08:31


ニューヨーク・ジェッツのニック・マンゴールド【Aaron M. Sprecher via AP】

ニューヨーク・ジェッツがオフェンシブライン再建に向けて動きを加速させている。

ライトタックル(RT)ブレノ・ジャコミニがフリーエージェントになることが分かって1週間、ジェッツは現地25日(土)に2度のオールプロ選出経験のあるセンター(C)ニック・マンゴールドを放出した。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは33歳のマンゴールドに引退の意向はないとしており、フリーエージェント市場では注目を浴びることになりそうだと伝えている。

チームに感謝していると明かしたマンゴールドは『Twitter(ツイッター)』を通じて「最高のコーチやチームメイト、首脳陣の元を離れるのは本当に寂しいけれど、自分の今後に何が待ち受けてるのか楽しみなんだ」とコメント。

ジェッツのジェネラルマネジャーを務めるマイク・マッカグナンは「こういう大きな決断はいつだろうと本当に難しい。しかも、この組織にとってとてつもなく大きな存在であるニックのような人であればなおのこと。彼がフィールドで見せた貢献だけでなく、彼の試合に対する考え方やアプローチをこのチームに残していってくれることに本当に感謝している」と語っている。

レフトタックル(LT)だったドブリッカーショー・ファーガソンと共に2006年のドラフトでジェッツから1巡目指名を受けたマンゴールドは元オールプロのケビン・マワイに代わり、11シーズンに渡ってチームのオフェンシブラインの要として活躍してきた。プロボウルに選ばれること7回、オールプロ選出の栄誉に預かったのは2009年と2010年だ。ニューヨークで過ごした11年間、最も一貫したプレーヤーの一人だったマンゴールドは2015年までの160試合(レギュラーシーズン)中一54試合に先発出場している。

ただ、マンゴールドが足首のケガを抱えてサイドラインに退いた2016年シーズンはチームも思うように勝ち星を挙げられずに過ごした。マンゴールド離脱によってジェッツはサラリーキャップの余裕が907万5,000ドル(約10億1,700万円)に拡大する。マンゴールドはジェッツとの7年契約を1年早く切り上げて一般市場へと向かう。