チーフスRGデュバーネイ・ターディフ、5年の契約延長で合意へ
2017年02月28日(火) 11:37カンザスシティ・チーフスが巨額の契約でチーム攻撃陣の重要なカギとなる選手をチームにとどめた。
チーフスは5年4,125万ドル(約46億4,500万円)でライトガード(RG)のローレント・デュバーネイ・ターディフと契約を延長したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地27日(月)に報じている。
2014年ドラフト6巡目で指名を受けたデュバーネイ・ターディフ。ルーキーイヤーにケガで苦しんだものの、ここ2シーズンでは30試合に先発した。同選手に加え、センター(C)ミッチ・モースがランブロッカーとしての実力を発揮し始めたチーフスは、将来的にランニングバック(RB)のスペンサー・ウェアがジャマール・チャールズの代わりを務めようとも、ランゲームで一定レベルの強さを維持することが可能だ。
デュバーネイ・ターディフはNFLの中でも最も興味深い選手の1人である。フットボールのプロ選手であるだけではなく、モントリオールの由緒あるマギル大学の医療学生でもあるのだ。また、家族で2年間のセーリング旅行にも出かけるほどのアクティブさも持ち合わせている。
モースは昨年夏、「オフェンシブラインマンの誰かに“30フォー30”のようなドキュメンタリー番組の撮影を頼みたいなら、ラリーが最適な人物だ。彼はたくさんの才能を持っている」と語った。
デュバーネイ・ターディフの文武両道にわたる情熱は入団してすぐにヘッドコーチ(HC)アンディ・リードの目に留まり、そのお気に入り選手ともなった。
『ESPN.com』を通じてリードは「彼の集中力は他の選手と違う。彼は本当に素晴らしい人物だが、試合となると人格が変わる。彼は使い分けているんだ。だが、試合中の彼には自分の膝の外科手術など頼みたくないね。言っている意味は分かるだろう?」と語っている。
デュバーネイ・ターディフは外科医として将来の見通しも明るい。しかし、まだ当分の間はフットボールの世界で自分の力を試すのだろう。