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マレーのレイダース残留を望むカー

2017年03月01日(水) 11:03


元オークランド・レイダースのラタビアス・マレー【AP Photo/Eric Christian Smith】

現地2月28日(火)、エイドリアン・ピーターソンとジャマール・チャールズのベテランランニングバック(RB)2人がフリーエージェント(FA)になることが判明し、すでに混雑し始めていたマーケットが一層騒がしくなっている。

オークランド・レイダースで3年を過ごしたRBラタビアス・マレーも来週9日に解禁となる市場に名を連ねる一人だ。

マレー自身は最も有利な条件にめぐり合えればと願っているかもしれないが、これまで共に戦ってきたレイダースのクオーターバック(QB)デレック・カーはマレーに新たな居場所を探してほしくないようだ。

カーは『Schein on Sports(シャイン・オン・スポーツ)』に対し、マレーに「ラタビアスを取り戻したい」と打ち明けたと語っている。

MVP候補になりかけた2016年シーズン、カーは圧倒的なグラウンドゲームに支えられており、オフェンシブラインの巨壁の後方でそれを率いていたのがマレーだ。パスのターゲットとなる優秀なレシーバーとランニングバックの存在なくして、2016年シーズンのレイダースの成功はなかったと言えよう。マレーは2シーズン連続でキャリー平均4ヤードをマークし、12タッチダウンランを記録している。

レイダースは8日(水)の期日までにおよそ1,178万9.000ドル(約)の価値と言われるマレーをフランチャイズタグとして指定できるが、この金額はFA市場に出るピーターソンらトップRBを上回ると見られている。『NFL.com』のFAランキングではマレーは全体の59位に格付けされており、市場に出ているRBの中では5番目だ。

レイダースはまずマレーを自由の身とし、その後、自らのオファーを提示することになると考えられている。

一方、カーは2017年末で満了する自身のルーキー契約に関して楽観的な姿勢を見せ、オークランドにとどまる契約をまとめられるだろうと示唆した。

「(契約についてはジェネラルマネジャーの)レジー・マッケンジーと俺のエージェント次第さ。彼らは俺の気持ちを知っている。人生をかけてレイダースの一員だ」