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ペイトリオッツDEロングがフリーエージェント市場へ

2017年03月02日(木) 09:34

ニューイングランド・ペイトリオッツのクリス・ロング【Ben Liebenberg via AP】

ディフェンシブエンド(DE)クリス・ロングがニューイングランド・ペイトリオッツを去る決意を表明した。

ロングは自身の『Instagram(インスタグラム)』上で2016年のシーズンを最後にペイトリオッツとの再契約を求めないことを発表。

ロングはインスタグラムの中で「お金などの問題では全くない。以前のような選手に戻りたいから、移籍が正しい選択だと判断した。先シーズンの自分に与えられた役割にはとても感謝している。しかし、競争好きな者としてはもっと自分のベストを出したいと思っている」とコメントしている。

昨オフシーズン、ペイトリオッツは2014年と2015年シーズンに数々の負傷に悩まされたロングを獲得した。かつてはセントルイス・ラムズでチーム貢献度の高い選手として知られたロングも2014年から2015年にかけては4サックのみの記録にとどまっている。

それまでポストシーズンを経験したことのなかったロングは最低でもプレーオフ出場を望み、より低額なペイトリオッツからの提示を承諾。その1年後、ロングはその指にスーパーボウルのリングをはめることとなった。

率直に言って31歳であるロングの今後は不透明だ。先シーズンは4サック、トータル35タックルでチームのスーパーボウル制覇に貢献したロングの身体は、負傷前に近い状態に戻っているかもしれない。一方、現地1日(水)時点でラジオ番組『Around the NFL(アラウンド・ザ・NFL)』が発表するフリーエージェントのトップ101選手のリストにロングが載る気配は全くない。

先シーズン同様、ロングが次のチームでもその実力を発揮できるかどうかは楽しみであり、また、同選手に対して “ペイトリオッツ時代”を考慮した納得のいく契約を提示するチームが存在するかどうかも興味深いところだ。