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スティーラーズ、OLBハリソンと2年4億円で契約

2017年03月02日(木) 10:12


ピッツバーグ・スティーラーズのジェームス・ハリソン【Aaron M. Sprecher via AP】

AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区にいる他チームにとっては悪い知らせとなる。アウトサイドラインバッカー(OLB)ジェームス・ハリソンのピッツバーグ・スティーラーズ残留が決定したのだ。

同チームは現地1日(水)、38歳のパスラッシャーであるハリソンと新たに2年契約を結んだことを発表。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは関係者からの情報をもとに、この契約内容が2年350万ドル(約4億円)であると報じた。また、ハリソンには175万ドル(約2億円)が両年に支払われる契約になっているようだ。

ハリソンは自身の『Instagram(インスタグラム)』で今回の再契約を公表している。

Two more years Here We Go #steelersnation

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「もう2年、スティーラーズで」

先月にもスティーラーズとハリソンの双方が再契約に前向きであるとラポポートが報じていたように、今回の契約は大方の予想通りでもあった。

39歳の誕生日を2カ月後に控えた選手に2年契約を提示するチームは通常あまり見られないが、ハリソンは普通の選手とはタフさが違う。2016年のレギュラーシーズン、エッジディフェンダーであるハリソンは758回のスナップで5サックを記録、ポストシーズンでは2.5テイクダウンも記録している。

『Pro Football Focus(プロ・フットボール・フォーカス)』によると、パスカバレージに卓越した能力を発揮するハリソンはエッジラッシャーとしてリーグ11位の選手となっている。同選手はまた、ランへの対処法も熟知している。そんなハリソンは今もスティーラーズの構想内にいる。ハリソンが衰えを見せるのはまだまだ先のようだ。

実力者のハリソンがスティーラーズに残留するとなると、AFC北地区のライバルからすれば災難だろう。2017年もハリソンと戦うことになるとは、5年前には誰も想像していなかったはずだ。