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49ers、QBキャパニックがオプトアウトを選択

2017年03月02日(木) 11:27

サンフランシスコ・49ersのコリン・キャパニック【AP Photo/Tony Avelar】

クオーターバック(QB)コリン・キャパニックがサンフランシスコに別れを告げそうだ。

キャパニックの新代理人は現地28日(火)、NFL全32チームに対してキャパニックがサンフランシスコ・49ersとの契約をオプトアウトする意向であると伝えた。これは『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じたもの。キャパニックは2017年に総額1,690万ドル(19億2,500万円)を受け取る予定だった。

新ジェネラルマネジャー(GM)のジョン・リンチがキャパニックは“前向きな議論”に“胸踊らせて”チーム本部を後にしたと発言してからわずか1週間の出来事だ。

キャパニック移籍は惨憺(さんたん)たる先シーズンの結果を見れば明らかだった。ラポポートは12月初旬、キャパニックは昨年10月の交渉で可能となったオプションや契約を取り消す意向だと報じていた。だが、QB市場によって決定される減額した提示を受け入れ、キャパニックが49ersに戻る可能性も完全には否定できない。

2012年にはチームを18年ぶりにスーパーボウル出場へと導く立役者ともなったキャパニックだが、それ以降の成績は急降下している。既に低かったパス成功率も2015年、2016年は60%を切る始末で、10ヤード以上のパスは途中で失速を見せるようになった。

フィールド外での行動はさておき、市場がキャパニックをどのように評価するのかは注目に値するところだ。2017年に先発QBを任されるほど常に良い成績を収めきたわけではないキャパニックだが、バックアップ要員としてはまだ十分なスキルを持っている。