オフシーズン早々、グリーンベイ・パッカーズに嫌なニュースが舞い込んできた。

NFLは現地7日（火）、パッカーズのベテラン選手であるディフェンシブタックル（DT）レトロイ・ギオンに対し、罰金はなしで2017年レギュラーシーズン開幕4試合の出場停止処分を下したことを発表。ギオンはリーグ規定に違反する運動能力向上薬（PED）の使用によって今回の処分を受けることとなった。

2015年にも大麻と小火器の所持によって開幕から3試合の出場停止処分を受けていたギオン。昨年のオフシーズンに3年1,125万ドル（約12億7,800万円）――2017年は210万ドル（約2億3,800万円）――で契約を交わした同選手にはオフシーズンの練習や試合に参加することは認められている。

先シーズンは491スナップをプレーし、パッカーズディフェンス陣の中ではノーズタックル（NT）としてまずまずの動きを見せていた。『Pro Football Focus（プロ・フットボール・フォーカス）』によると、2016年のギオンはインテリアラインマンとしてリーグ63位にランクしている。

ギオンはインサイドとアウトサイドのどちらもこなせる器用さを持ち合わせているものの、成績が乱高下する選手でもあり、チームが今後も抱えて行くつもりかどうかは不透明なところだ。