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コルツがTEアレンをペイトリオッツとトレード

2017年03月09日(木) 09:58

インディアナポリス・コルツのドウェイン・アレン【AP Photo/Joe Mahoney】

ニューイングランド・ペイトリオッツはタイトエンド(TE)マーテラス・ベネットがチームを離れることから、ロブ・グロンコウスキーのサポート役を探していた。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはインディアナポリス・コルツがTEドウェイン・アレンをペイトリオッツとトレードすることで合意したと報じた。ペイトリオッツがアレンとドラフト6巡目指名権を獲得する見返りに、コルツにはドラフト4巡目指名権が与えられる。

コルツは現地7日(火)にTEジャック・ドイルと3年1,900万ドル(約21億7,500万円)の再契約を交わしたため、アレンをトレード要員に回すことが可能となっていた。

本心ではベネットを残留させたかったペイトリオッツだが、同選手にグロンコウスキーの年俸900万ドル(約10億円)を超える額を支払うことには難色を示していた。

アレンは昨年3月に4年2,940万ドル(33億6,600万円)の延長契約を結んでおり、2017年に250万ドル(2億8,600万ドル)、2018年に450万ドル(5億1,500万円)が支払われる予定である。

2012年ドラフト3巡目指名のアレンはインラインのブロッカーであると同時に優秀なレシーバーであり、レッドゾーンの脅威でもある多彩な能力を持ったTEだ。

しかしながら、先シーズンはブロッカーとして、また、レシーバーとしてもドイルの後塵を拝する形となった。アレンはここ4年間を臀部(でんぶ)や背中の負傷で苦しんでもいる。

それでも、アレンがペイトリオッツの攻撃陣にフィットすることは間違いない。ケガの多いグロンコウスキーの保険として機能するだろうし、さらに、仮に攻撃コーディネーター(OC)ジョシュ・マクダニエルがTEを2枚起用する戦略を望んだ際にはアレンの力が必要となるはずだ。

アレンの活躍次第で、ペイトリオッツのベネットに対する未練はなくなるだろう。