書面上はまだ、クオーターバック（QB）のトニー・ロモはダラス・カウボーイズの一員である。現地9日（木）にもロモがリリースされるとの情報が報じられていたが、今のところカウボーイズはまだ正式に発表していない。

ただし、これが時間の問題ではあることは周知の事実。ロモは9日午後、新リーグイヤーが始まるとともに自身の『Instagram（インスタグラム）』に「カウボーイズに携わる全ての人に感謝します」とメッセージを添えて、ファンに向けたお別れのメッセージ動画を投稿した。

Thanks for everything cowboy nation. @candiceromo

A post shared by Tony Romo (@tony.romo) on Mar 9, 2017 at 12:56pm PST

「やあ、みんな。ここ2日間は・・・本当にドタバタしていた。みんなからのサポートは僕も含め、家族全員が感じている。正直、圧倒されているよ。でもみんなの声はしっかり聞こえている。今はみんなにありがとうと言いたい。今後のことについてはしっかり考えていく。どうなるか分からないけどね。それまではボブ・ディランでも聞いているかな。悲しい曲ばっかり聞かないでよ」

「（後ろを通り過ぎた妻に言及し）僕の奥さん。僕は本当に愛されているよ」

この動画のBGMで流れる曲は一見アクシデントかとも思われるが、実際によく聞いてみると、これが1964年にリリースされたボブ・ディランの名曲『The Times They Are a-Changin（時代は変わる）』だということが分かる。ロモのメッセージはこの曲を通して力強く、そして、より鮮明に伝わってくる。