カウボーイズRTダグ・フリーが引退か
2017年03月12日(日) 10:27ダラス・カウボーイズがまた先発のオフェンシブラインマンを失うことになりそうだ。
ガード(G)ロナルド・リアリーがフリーエージェント(FA)でデンバー・ブロンコスに移籍したのに続き、先発ライトタックル(RT)ダグ・フリーが引退を表明すると言われているのだ。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地11日(土)に伝えた。
33歳のフリーは2010年以降、全112試合中107試合に先発出場を果たしている。条件が緩和された現在の750万ドル(約8億6,000万円)3年契約は最終年を迎えていた。
フリーの引退に関するうわさはスカウティングコンバインでスティーブン・ジョーンズ上級副社長が発した情報に端を発する。ジョーンズ上級副社長は「ダグが引退するか、ここにいなくなるとすれば」ラエル・コリンズがライトタックルとしてプレースする可能性を示唆したのだ。
しかし、ヘッドコーチ(HC)のジェイソン・ギャレットがチームはフリーの引退を想定していないと否定し、「どのプレーヤーもそうだが、彼もまた、しばし離れてゆっくりし、また力を蓄えて仕事に戻ってくる。それ以外のことは何も予想していない」とコメントしている。
2016年、圧倒的な力を誇ったカウボーイズのオフェンシブラインにおいて、10年のキャリアを持つベテランのフリーは在籍期間が最も長いプレーヤーとして活躍した他、ランニングバック(RB)エゼキエル・エリオットのルーキーイヤーを支えてきた。
長引くケガの影響により、フリーが2017年以降にスーパーボウル出場を目指すカウボーイズの一員でなくなるとなれば、リアリーに次ぐ多大な損失となるだろう。