ライオンズ、元パッカーズのGラングと3年契約
2017年03月13日(月) 10:25グリーンベイ・パッカーズのオフェンシブライン(OL)はこの先どうなるのだろうか。
クリーブランド・ブラウンズが元パッカーズのセンター(C)J.C.トレッターを獲得した数日後、今回はデトロイト・ライオンズが元パッカーズのガード(G)T.J.ラングと3年契約を結んだ。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地12日(日)、ラングの契約は平均年俸950万ドル(約10億9,000万円)で、1,900万ドル(約21億8,000万円)の完全保証付きだと報じている。29歳のベテランであるラングは2009年ドラフト4巡目で指名され、2011年以降はパッカーズの先発メンバーとして活躍していた。
12日、ラングの代理人を務めるマイク・マッカートニーがこの契約を『Twitter(ツイッター)』上で公表。チームは後にこれを認めた。
OLから2人も先発メンバーが去ったパッカーズ。同チームはクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースの力となり得る選手を見つけることが最優先課題となる。その意味では、タイトエンド(TE)マーテラス・ベネットの加入がロジャースにとって朗報であることは確かだが、Gラングがそのポジションにおいてはリーグでもトップクラスの選手であったことを忘れてはならない。
一方のライオンズはOLを着実に強化している。オフェンシブタックル(OT)テイラー・デッカーはルーキーイヤーだった先シーズンに大活躍し、ベテランCのトラビス・スワンソンも若手に負けじと好プレーを見せていた。さらには先日、ライオンズはライトタックル(RT)リッキー・ワーグナーとも長期契約を結んでいる。
2年連続のプレーオフ進出に向けてライオンズ攻撃陣は態勢を整えつつある。しかし、ジェネラルマネジャー(GM)ボブ・クインはフリーエージェント市場での攻撃的な姿勢を緩めない。QBマシュー・スタッフォードの周囲を完璧に固めるため、クインはまた新たにOL選手の獲得を狙っている。