シーホークスHCキャロル、RBレイシーの体重を懸念せず
2017年03月15日(水) 11:22数シーズンにわたり、ランニングバック(RB)エディ・レイシーの体重は何度も話題となってきた。
シアトル・シーホークスへの移籍が完了したレイシーの先シーズンの体重は約107kg。しかし、地方紙『Milwaukee Journal Sentinel(ミルウォーキー・ジャーナル・センチネル)』のボブ・マギンが現地14日(火)に伝えた今オフシーズンの体重は約121kgだった。
シアトルのラジオ番組『KIRO-AM』の中でヘッドコーチ(HC)ピート・キャロルはレイシーの体調が正常であるかどうかについて“常に関心を向ける”と語る一方、体重について心配している様子は見せず、『ESPN』のシェイル・キャパディアを通じて“彼には大きくなってもらいたい”とも発言している。
レイシーの体格からすれば107kgでは現実的ではなく、109kgから113 kgの間で調整するのが望ましいともキャロルは言う。
チームの公式サイト上でキャロルは「彼は昔ながらのスタイルの大型RBだ。このチームに彼を加えられることに興奮を覚える」とコメントした。
14日、レイシーはシーホークスと300万ドル(3億4,400万円)の保証付き1年555万ドル(約6億3,700万円)の契約で合意。キャロルはレイシーがこの1年で自身の実力をいかんなく発揮した場合は来年以降の契約にさらなる上積みがあることもほのめかした。
グリーンベイ・パッカーズでキャリアをスタートさせたレイシーはいきなり2年連続で1,000ヤード以上のシーズンを送った。ここ2年は徐々に成績を落としており、その健康状態が常に話題となっている。2016年のオフシーズンにトレーナーのトニー・ホートンとワークアウトに励み、コンディションを万全にしてシーズンに臨んだものの、先シーズンは足首の負傷によって5試合のみの出場にとどまった。
マーショーン・リンチやトーマス・ロールズと似た、パワーで攻めるRBとして期待されるレイシー。レイシーやロールズ、また、キャッチに定評のあるC.J.プロサイスが共に健康な状態でシーズンを迎えれば、シーホークスは2017年のNFLの中でも最もファンを興奮させるバックフィールドを備えたチームとなるだろう。