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“今までのケガは関係ない”とドルフィンズTEトーマス

2017年03月15日(水) 12:49

元ジャクソンビル・ジャガーズのジュリアス・トーマス【Perry Knotts via AP】

2015年にジャクソンビル・ジャガーズと契約を交わしたタイトエンド(TE)ジュリアス・トーマスは、その直後に負傷した。マイアミ・ドルフィンズへの移籍を完了した同選手は今、過去の負傷はマイアミでの活躍に影響しないと誓っている。

トーマスは「不安を感じる要素は何1つない・・・今の状態はすごくいい。自分のキャリアの中でも最高のレベルでプレーできると思う」と地方紙『 Miami Herald(マイアミ・ヘラルド)』に語った。

身長約195cmのトーマスはジャガーズに在籍してから手、足首、背中の負傷に悩まされ、2シーズンで11試合に欠場したものの、トレーニングルーム通いには終わりが来たと宣言している。

「これまでずっと俺が戦ってきたものはケガだった。タイミングの悪い時にケガをすることもある。どんなことだって受け入れるしかない。過去には戻れないし、変えられないから」

ケガの多いトーマスがマイアミの地で完全復活する姿を見てみたい。キャリアベストのシーズンでさえも、トーマスはいくつかの試合を欠場している。これまで28歳のトーマスが1シーズンに14試合以上の出場を果たしたことはない。

ドルフィンズがこの故障癖のあるTEに楽観的である理由は、ヘッドコーチ(HC)アダム・ゲイズがデンバー・ブロンコス時代にトーマスと一緒にフィールドに立っていたことに起因する。

大学時代にバスケットボール選手として活躍したトーマスは、アメリカンフットボールへとシフトチェンジした後、NFLでの最初の2年間をデンバーで過ごした。ジャガーズに移籍するまでの2シーズンには、ゲイズの指揮下で2年連続12タッチダウンをマークしている。

トーマスは元HCとの再会に関して「最高にうれしい。ゲイズは信頼しているコーチだし、長く一緒の時を過ごした間柄・・・彼のフィールド内外での考え方やコーチングスタイルを心から信じている。彼の下でプレーできるのが楽しみで仕方ない」と発言。

今回はクオーターバック(QB)にペイトン・マニングがいない分、タッチダウンのチャンスは減るかもしれない。しかし、ワイドレシーバー(WR)のジャービス・ランドリー、デバンテ・パーカー、ケニー・スティルス、ランニングバック(RB)ジェイ・アジャイなど、攻撃陣の強力な仲間の存在がTEトーマスにスペースを生み出し、レッドゾーンへのルートを切り開くだろう。

トーマスがタッチダウンを決めるには何よりもまず、ケガをしないことが重要だ。