NFLが悪質なヒットに退場処分を検討
2017年03月23日(木) 11:51NFL上級副社長のトロイ・ビンセントによると、NFL競技委員会は来週行われる年次リーグ会議でさまざまな事案を検討することになるようだ。来たるシーズンに向けて、現在委員会が検討中である一つの新提案が今後の試合に多大な影響を及ぼすかもしれない。
ビンセントは自身の『Twitter(ツイッター)』アカウントで次のように投稿している。
「委員会は試合から悪質なヒットを排除するため、そのようなプレーを犯した選手には即刻退場処分、あるいは、出場停止処分も辞さない新ルールを検討している」
The Committee is also exploring ways — including considering immediate ejections or suspensions — to take dangerous hits out of our game
— Troy Vincent (@TroyVincent23) 2017年3月21日
「退場処分や出場停止処分につながる目に余るヒットがどういったものか、ビデオを見ながらコーチ陣や選手に理解してもらう」
We'll communicate this to our coaches and players with video examples of flagrant hits that may result in ejection or suspension
— Troy Vincent (@TroyVincent23) 2017年3月21日
今回の新提案は1試合で2度のパーソナルファウルを犯したプレーヤーは自動的に退場になるという昨年のルール変更がもととなって検討される。このルール変更はNCAA(全米大学体育協会)のフットボールでも効果があるのかどうかといった議論も巻き起こしている。NCAAは先ごろ、2017年シーズンはNCAA規定のターゲティングルールで行うことを表明した。
NCAAの規則委員会会長を務めるボブ・ニールソンは声明の中で「選手間の行動に変化が目に見えて表れたのは収穫だった。リプレーオフィシャルにターゲティングルールに関する全側面をレビュー可能にした昨年のルール変更は良い効果をもたらしてきた」と語った。
また、その他の議論項目として“プレー後の感情表現(ポージングやパフォーマンス)が適切、あるいは不適切かどうかを明確に示す教育的動画”の作成がある。先シーズンの審判団がプレーヤーの感情表現の許容範囲に関する不統一性において批判を浴びたのが原因だろう。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のジュディ・バティスタは今週初め、オーバータイムについても議題に上がると報じていた。