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QBオズワイラーをブラウンズの一員と見なすジャクソンHC

2017年03月27日(月) 13:22

ヒューストン・テキサンズのブロック・オズワイラー【AP Photo/Eric Christian Smith】

4月が近づく中、驚くべきことはブロック・オズワイラーがいまだクリーブランド・ブラウンズに在籍しているということだろう。

フリーエージェント市場が解禁した初日、元ヒューストン・テキサンズのクオーターバック(QB)オズワイラーは驚愕のトレード内容でブラウンズによって獲得された。そんな彼は今季、いまだブラウンズの選手として出場するかどうかも分からない状況だ。しかしながら、ヘッドコーチ(HC)ヒュー・ジャクソンはまるでオズワイラーがQBとしてロースターに残り続けるかのように来たるドラフトに向けて準備中である。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のスティーブ・ワイチが現地27日(月)、ラジオ番組『Path to the Draft(パス・トゥー・ザ・ドラフト)』の中で今季のオズワイラーがブラウンズのメンバーとしてプレーするのかとジャクソンに対し質問したところ、「そうだ。もちろんだろう。彼はブラウンズに所属しているんだ。他のQBたちと同じように扱うのは当たり前だ」と返答。

続けてジャクソンは「彼は競争を好む選手。われわれは制度上、仲間としてはまだ彼に一度も会っていないが、われわれのオフシーズンプログラムの第一段階が始まれば、彼のことをよく知ることができるだろう。そして彼もまたわれわれのことが分かるはずだ」とコメントしている。

HCとしてのジャクソンの話はよく分かる。ロースター上にいる者なら誰でも評価の対象となり、組織のメンバーとして扱われるということだ。しかし、オズワイラーがいつまでクリーブランドに滞在し続けるのかは不明だ。

ブラウンズはロバート・グリフィン三世、ジョシュ・マカウンがフリーエージェントでチームを去り、オズワイラーの他に2年目のコーディ・ケスラーとケビン・ホーガンがチームに残っている。チームは今年のドラフトでトップQBとされる4人、ミッチェル・トルビスキー、デショーン・ワトソン、デショーン・カイザー、パトリック・マホームズのワークアウトを行った、あるいは、行う予定だ。ブラウンズはドラフト全体1位でマイルズ・ギャレットを指名するとの予想がされているが、彼を第12位で選択する――あるいは、その指名順位をトレードに出す――ことも考えられる。

フリーエージェントやトレードでQBを獲得する可能性といった話になるとジャクソンは口を閉ざした。彼はニューイングランド・ペイトリオッツのバックアップQBジミー・ガロポロの獲得についてもまた、多くを語っていない。コリン・キャパニックとの接触に関するの質問に対しては可能性がゼロではないが、ブラウンズの会議で彼の名前が挙がったことはないと語った。

ブラウンズがオズワイラーを獲得して喜んでいるはずもなく、彼らが超高額年2年目のオズワイラーに対して無駄金を費やすことはない。しかし、まだジャクソンはその手の内を見せてはくれない。

ジャクソンはワイチに対して、「(QB市場は)いつもそうだと思う。QBに関してはいつでも改良を加えたいと思うはず。なぜならQBがチームのドライバーだからだ。できる限りのことをして、QBのポジションが向上するよう努めていく。しかし、その中でわれわれはチームにいる選手たちに最大限の機会を与え、よりスキルアップしていく方法を見つけ出すよう指導するつもりだ」と語った。