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バイキングスDTフロイドのキャリアが危機的状況に

2017年03月31日(金) 10:37


ミネソタ・バイキングスのシャリフ・フロイド【AP Photo/Andy Clayton-King】

シャリフ・フロイドのフットボールキャリアに危機が訪れている。

ミネソタ・バイキングスのディフェンシブタックル(DT)フロイドはまだ、昨年9月に損傷した半月板(はんげつばん)神経の修復手術から回復していない。これは『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じたもの。どうやら、大腿四頭筋(だいたいしとうきん)をコントロールするその神経がいまだ正常な動きを見せていないようだ。

損傷した神経はいずれ再起するだろうとの楽観的な見方もあるものの、今のところ確かなことは何もないともラポポートは言う。

フロイドについて最初に報じたのは『USA Today(USAトゥデイ)』のトム・ペリセロだった。

代理人のブライアン・マクラーはペリセロに対し、「シャリフはリハビリに励んでいる。彼はアメリカで一番のドクターに診てもらっている」と伝え、「今後もリハビリを続けていき、最終的にはいつか完治するだろう」と語っている。

フロイドは先週、『Instagram(インスタグラム)』に投稿した “道はまだここでは終わらない”というメッセージで自身の問題をそれとなく伝えていた。

「こんな形で終わりにさせないでくれ・・・フットボールは俺にとってなくてはならないもの。まだまだこれからなんだ。・・・もう一度だけ走らせてくれ。魂をかけてラインに立つと約束するから。」

2013年ドラフト全体23位で指名を受けたフロイド。先シーズンはケガのために1試合のみの出場にとどまったものの、それ以前の2シーズンで23試合に先発出場を果たしている。

先月、ジェネラルマネジャー(GM)リック・スピールマンは『The Star Tribune(ザ・スター・トリビューン)』を通じ、「万全な状態のシャリフは素晴らしいプレーヤー。先シーズン、われわれのディフェンスはよく頑張ったが、彼はその中にいなかった。バイキングスのディフェンス陣において彼は重要な役割を果たす。シャリフは試合の流れを変えられる男だ」と語った。

昨年5月、チームはフロイドの5年目オプションを行使し、新人契約の最終年となる今年は675万7,000ドル(約7億5,600万円)が保証されている。

今シーズン中にでもフロイドがフィールドに復帰し、2018年のフリーエージェントを前にまだまだ動けることを証明してくれることを祈ろう。