トレードのうわさに一定の理解を示すシーホークスCBシャーマン
2017年03月31日(金) 12:23シアトル・シーホークスはコーナーバック(CB)リチャード・シャーマンを放出するプランを立てていない。オールプロCBのシャーマン自身もまた、シアトルを去る気はないようだ。
シャーマンは『710 ESPN』のジー・スコットに対して「この街や仲間たちとずっといたいと思っている。だが、それもビジネスの一環で組織的哲学が変化するのも理解できる」と、自身のトレードのうわさに関して発言した。
シアトル・シーホークスは複数チーム――『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによると、ニューイングランド・ペイトリオッツを含む――からシャーマンのステータスに関する問い合わせを受けていた。ジェネラルマネジャー(GM)ジョン・シュナイダーはその他多くの選手に関する問い合わせも受けたが、シャーマン放出の計画はないと明かしている。
ヘッドコーチ(HC)ピート・キャロルは現地29日(水)、シャーマンに関するうわさを「冷やかし」と一笑に付し、「特筆すべきことは何も起こっていない」と語った。
シーホークスはもうじき29歳となるシャーマンを残り最低2年は比較的手ごろな金額で契約下に置いている。そんな選手をチームが放出するわけがない。
シーホークスは他チームからのトレードオファーにいったんは耳を貸すかもしれないが、実際にチームが行動を起こすことはない。キャロルHCがシャーマンのトレードを認めることはなく、ましてや本人にもチームを去る気持ちが全くない。もしシーホークスがチームで最も大事な選手を放出するともなればチームが崩壊するかもしれない。これはチーム内の選手が最も恐れる事態だ。
どうやらシャーマンに関するうわさはこの時期に出てくる典型的な話題つくりに過ぎなかったようだ。