“法外な価格”でCBシャーマンのトレードに応じるシーホークスGM
2017年04月12日(水) 09:35シアトル・シーホークスのジェネラルマネジャー(GM)ジョン・シュナイダーによるコーナーバック(CB)リチャード・シャーマン関連の大胆なトレード容認発言が世間を騒がせている。
スタープレーヤーであるシャーマンによれば、チームと本人の両サイドがトレードのオファーに耳を傾けているようだ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは先週、同チームがシャーマンのトレードに“法外な価格”を設定していると報じ、このように説明した。
「おそらくはドラフト1巡目指名権だろう。もしくは、ドラフト指名権に加えて低額での著名選手のトレードだ」
シーホークスとシャーマンは互いの意見を尊重し、それは契約額にも表れているとラポポートは強調している。
11日(火)、NFLネットワークのマイク・ガラフォロは『Good Morning Football(グッド・モーニング・フットボール)』でシーホークスからシャーマンを奪うにはドラフト1巡目指名権、かつ、ドラフト中位指名権を両方足してようやく可能になるだろうと推察。ガラフォロは次のようなコメントを残している。
「(ニューヨーク)ジェッツから(タンパベイ)バッカニアーズへと移籍したダレル・リービスと同クラスの巨額なトレードが必要となる。シャーマン獲得はそれくらい大変なこと」
2013年ドラフトに先立ち、ジェッツはドラフト全体13位指名権と2014年の条件付き4巡目指名権を引き換えにバッカニアーズとリービスのトレードを成立させた。
月曜日の夜に内部関係者から話を伝え聞いたガラフォロは、シーホークスによるシャーマンのトレード募集要項を満たせる球団はいまだ現れていないと伝えた。
数週間以内に何も変化がなければ、シャーマンは今後も“リージョン・オブ・ブーム”の一角として相手攻撃陣の前に立ちはだかる大きな壁となり続けるだろう。
今年のドラフトでは若く有望なCBが多数候補に挙がっているものの、シュナイダーGMはその事実ですらどこ吹く風のようだ。代償の大きさは承知で、リーグ最高峰のCBシャーマン獲得に名乗り出る球団は現れるだろうか。