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ベンガルズのTEアイファート、WRグリーンが復帰間近

2017年04月12日(水) 10:53


シンシナティ・ベンガルズのA.J.グリーン【Aaron M. Sprecher via AP】

先シーズン、シンシナティ・ベンガルズのタイトエンド(TE)タイラー・アイファートとワイドレシーバー(WR)A.J.グリーンの負傷離脱はヘッドコーチ(HC)マービン・ルイス率いるチームをどれだけ苦悩させただろうか。

オフシーズンプログラム開始が迫る中、チームの要である2人のコンディションがようやく整ってきたようだ。

アイファートはトレーニングキャンプ中の復帰を目標に掲げ、「調子は良い。もっと良くなるように頑張る。背中は最高な感覚だ」とチーム公式サイトにコメント。

また、「シーズンまでにはより強化された完璧な状態にまで持っていく。もう少しのところまできている」とも明かしている。

一方のグリーンは先月始めにトレーニングスタッフから完全な“GO”サインをもらっている。グリーンは来週17日(月)、ベンガルズのオフシーズントレーニングプログラムにフェーズ1から参加する予定だ。

先シーズンのベンガルズには山のような課題があったものの、チーム専属記者であるジェフ・ホブソンは興味深いデータを示している。2015年シーズンでアイファートとグリーンが同時にフィールドに立ったのは13試合。このシーズンはルイスHC政権下で1番を争う攻撃陣の強さを誇った。一方で先シーズン、2人が同時にフィールドに立てたのはわずか3試合のみで、チームの1試合平均タッチダウン数はほぼ1回減少している。敗戦した9試合では平均7.5点差を付けられて黒星を喫した。

オフシーズンを通し、今後すぐには契約を延長する意志が見られないルイスHCにとってこのシーズンが何らかの決断につながるのではないかと見られてきた。これまでに失ってきたもの、そしてまだこれから目指している場所を踏まえれば、アイフォートとグリーンのコンビにチームが寄せる信頼は揺るぎない。