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NFLショップがジャージーの売り上げ発表、QBブレイディが1番人気

2017年04月12日(水) 11:20

ニューイングランド・ペイトリオッツのトム・ブレイディ【AP Photo/David J. Phillip】

ニューイングランド・ペイトリオッツのクオーターバック(QB)トム・ブレイディのジャージー売り上げが2016年4月1日(金)から今年の2月28日(火)にかけての第1位に輝いた。これはNFLショップが出したデータによるもの。

ダラス・カウボーイズの新人コンビ、ランニングバック(RB)エゼキエル・エリオットとQBダック・プレスコットのジャージー売り上げがそれぞれ第2位と第3位にランクイン。第4位にはニューヨーク・ジャイアンツのワイドレシーバー(WR)オデル・ベッカム、第5位にランクインしたのはブレイディのチームメイトであるタイトエンド(TE)ロブ・グロンコウスキーだ。

Enough.

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ブレイディのユニフォームがなぜそれほど売れ続けているのかを疑問に思う者は少なからず存在するはずだ。つまり、ペイトリオッツファンならすでに所持済みではないのかと思うのは当然だろう。第一に考えられるのは第51回スーパーボウル制覇と5度目のMVPタイトルがその売り上げをさらに後押ししたこと。第二にペイトリオッツのジャージーがここ数年で微妙にマイナーチェンジしたことが理由だと考えられる。画像を見ればチームのロゴ部分に少し変更が施されているのが分かるだろう。

【その他、ジャージー売り上げに関する“ファン・ファクト(面白い発見)”】

◆ジャージーの売り上げトップ25の中にペイトリオッツからは3選手(ブレイディ、グロンコウスキー、WRジュリアン・エデルマン)が入っているものの、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区の他チームから25位以内にランクインした選手は1人もいない。これは地区の状況を正確に反映しているとも言える。

◆ディフェンスはチャンピオンシップ勝利に貢献し(必ずしもそうとは限らないが)、オフェンスは売り上げに貢献する。トップ25位までにランクインしたディフェンス選手はたった4人。その中の誰もトップ10には入っておらず、デンバー・ブロンコスのラインバッカー(LB)ボン・ミラー(11位)が最高位だ。先シーズンはほとんど出場がなかったにもかかわらず25位にランクインしたディフェンシブエンド(DE)J.J.ワットは称賛に価する。

◆ブレイディのジャージーは当然ながらニューイングランド州の売り上げトップを記録した他、ネバダ、ユタ、ハワイ、ミシガン、イリノイ、そして、フロリダの各州でもトップセールスをマークしている。最初の3州には(まだ)NFLチームが存在していないゆえ納得はいくのだが、その他の州では何が起きているのか。ミシガンについてはブレイディの出身校であるミシガン大学の所在地ということで何とか説明可能。しかし、イリノイとフロリダに関してはお手上げだ(彼らはマイク・グレノンやブレイク・ボートルスのジャージーに60ドル/約6400円も払いたくないと言うのだろうか・・・なるほど、さもありなん)。

◆次に第1位に輝くのは誰か。カウボーイズのマーケットであるテキサス州以外のメリーランド、テネシーを含む9つの州で売り上げトップを記録しているプレスコットには注目しておくべきだ。カウボーイズが一山乗り越えてスーパーボウルを優勝すればプレスコットが頂点に立つ可能性は非常に高い。

◆ブレイディのジャージーは2月、全50州で売り上げ1位を記録した。スーパーボウルで25点差からチームを大逆転に導かなければこうはならない。ブレイディにはあっぱれだ。