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「QB視察はフェイクかも」とビルズHCマクダーモット

2017年04月13日(木) 09:55

バッファロー・ビルズのショーン・マクダーモット【AP Photo/Jeffrey T. Barnes】

バッファロー・ビルズは今年のドラフト候補に挙がっている複数のクオーターバック(QB)と接触してきたが、ビルズが本当に今回のドラフトでQBを指名するかどうかは分からない。

2017年ドラフト全体10位指名権を手にしているビルズは現地9日(日)、ノースカロライナ大学のQBミッチェル・トルビスキーを視察。この大学キャンパス内で撮影されたビルズのヘッドコーチ(HC)ショーン・マクダーモットとオーナーのテリー・ペグラの写真がターヒールズの攻撃コーディネーター(OC)ガンター・ブリュワーによって『Twitter(ツイッター)』に投稿された。

「ショーン・マクダーモットコーチとテリー・ペグラオーナーをチャペルヒルに迎えた素晴らしい日。第一級の人々だ」

ビルズはまた、ノートルダム大学のデショーン・カイザーとテキサス工科大学のパトリック・マホームズともすでに接触済みで、今後はピッツバーグ大学のネイサン・ピーターマンとも対面予定だ。

視察だけではチームがドラフトで実際に誰を指名するかは分からないものの、ビルズが多数のQBと接触しているという事実は、現在先発での起用が確定しているタイロッド・テイラーの後釜をチームが本格的に求めているとの推察につながってきた。

しかし、『ESPN』のマイク・ロダックによると、マクダーモットHCは12日、地元ラジオ番組『WKSE-FM』に対し、「QBを視察はしているが、それが実際にQBを指名するということにはならない。最後の3、4件はただのフェイクかもしれないぞ? 子供へのプレゼントを隠す親みたいなものだ。ちょっと見つかりにくい場所に隠したりするだろう? それと同じ。現段階ではまだ謎のままさ。全体10番目のターンが来るまでは、誰も本当のところは分からない。最後の最後までデータを分析し、戦略を練る必要がある」と語ったという。

しかしロダックはまた、元シカゴ・ベアーズの大学スカウト部長であるグレッグ・ガブリエルによるこのようなツイッターへの投稿をピックアップしている。

「ノースカロライナ大学のOCがツイッターに写真を投稿してしまうまで、ビルズ側はQBのワークアウトを水面下で行うつもりであったというのが私の理解するところ」

ビルズがフットボールの中で最も重要なポジションであるQBについて真剣に取り組むのは当然のこと。結局、テイラーが結んだ2年の再契約は2017年シーズン後も100万ドル(約1億1,000万円)の保証を含んでいる。

ふたを開けるまでは何が出てくるか誰にも分からない。そんな運命のドラフト日、4月27日(木)があと2週間に迫っている。