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ラムズ、新シーズンに向けてポジションを入れ替え

2017年04月18日(火) 13:09


ロサンゼルス・ラムズ【AP Photo/Rick Scuteri】

ロサンゼルス・ラムズがチームの変革期を迎えている。

コーチ陣が入れ替わったのと同様、ラムズ選手たちのポジションにも変更が加わってくるだろう。チーム公式サイトによれば、2014年ドラフト2巡目指名のコーナーバック(CB)ラマーカス・ジョイナーは今オフシーズンからフリーセーフティ(FS)の練習を開始し、同年ドラフト4巡目指名のFSモーリス・アレキサンダーはチームを去ったT.J.マクドナルドに代わってストロングセーフティ(SS)の穴を埋めることになる。

また、2019年までの契約を結ぶ2011年ドラフト1巡目のディフェンシブエンド(DE)ロバート・クインはすでにアウトサイドラインバッカー(OLB)として登録されている。これにより、守備コーディネーター(DC)ウェイド・フィリップスが3-4スキーム形成を望んでいることが一目瞭然(りょうぜん)だ。一方で、プロボウラーであるタックル(T)アンドリュー・ウィットワースの加入によって2014年ドラフト全体2位指名のグレッグ・ロビンソンはライトタックル(RT)に活躍の場を移しそうだ。

新ヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイは「われわれの層は厚くなってきた。第3フェーズのOTA(チーム合同練習)に入った時、皆がどれだけ知識を吸収してそれをフィールドで実行に移せるかどうかを見るのは楽しみだ」と語っている。

ロビンソンを含め、その他ここ数年間で結果を残せていない選手にとって今年はラストチャンスになりそうだ。新ラムズコーチ陣は過去との決別を強く望む。チームがジェフ・フィッシャーHC時代の遺産にチャンスを与えるのはこれが最後だ。

結果がどうなるかはふたを開けてみないことには分からない。しかし、今ドラフトにおける好順位の指名権もないラムズが試練のシーズンを迎えるのは間違いない。今彼らにできることは、手持ちの駒を最大限に生かすことなのだろう。