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「開幕には確実に間に合う」とシーホークスWRロケット

2017年04月25日(火) 12:55

シアトル・シーホークスのタイラー・ロケット【AP Photo/Ted S. Warren】

去年のクリスマスイブに行われた試合でシアトル・シーホークスのワイドレシーバー(WR)、タイラー・ロケットの右足はあらぬ方向へと曲がり、腓骨(ひこつ)と脛骨(けいこつ)を同時に骨折する重傷を負った。

アクシデントから4カ月、24歳のスピードスターは2017年シーズンに向けて100%の自信を覗かせている。

先週、『Seattle Times(シアトル・タイムス)』のボブ・コンドッタに対してロケットは「絶対間に合うと自信を持って言える。そうじゃなきゃ皆にとっても驚きだし、自分自身にとってもびっくりだ」と語った。

しかしながら、いつロケットが練習に復帰可能となるのかは不明のままだ。本人は8月のトレーニングキャンプが現実的な復帰目標であることを明かした。

「今のところ順調に来ていると思う。もっとプロセスのスピードを上げるか、または、焦らずにじっくり進めていくかはトレーナーの判断による。俺に何を求めるかによって判断は変わるはず。OTA(合同練習)やミニキャンプ参加を望むならそれまでに仕上げるし、8月のキャンプまで待てというなら8月からしっかり行けるように準備しておくつもり。しかし、自分としてはキャンプに向けて準備を整えることを目標にしている」

シーホークス側がロケットの復帰を急かすことはないだろう。たとえトレーニングキャンプ前までに状態が万全になったとしても、チームがロケットをレギュラーシーズン開幕第1戦に出場させるためにあえてプレシーズン戦でも起用しない可能性もある。

ロケットが戻ればダグ・ボールドウィンとのコンビを組み、フィールドを幅広く大きく使うことが可能になる。ロケットが負傷離脱後はポール・リチャードソンがその穴を埋める活躍を見せてくれた。今やWR天国と化したシーホークス。今シーズン、クオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンには無数の選択肢が手に入るだろう。ただし、それもQBプロテクションが前提であることは言うまでもない。