元ドラフト1位、OTロングが引退を発表
2017年04月25日(火) 13:082008年ドラフト1位指名選手、オフェンシブタックル(OT)のジェイク・ロングが引退を発表した。
もうじき32歳となるロングは現地24日(月)、『Twitter(ツイッター)』上で自身の引退を発表。ディフェンシブエンド(DE)クリス・ロング、クオーターバック(QB)マット・ライアンらを抑えて1位指名を受けてから約9年後、同選手はそのキャリアに幕を閉じている。
先シーズンはミネソタ・バイキングスに所属して数試合に出場したロングは、プレーしたい気持ちに体がついてきてくれなかったと後に語っている。ACL(膝前十字靭帯/ひざぜんじゅうじじんたい)断裂を数度経験したロングは次第にエリートキャリアから外れていった。2013年以降、10試合以上に出場したシーズンはない。
ロングはNFLデビューから4年連続でプロボウルに選出され、2010年にはオールプロのファーストチームにも選ばれている。そんなロングはマイアミ・ドルフィンズ、ロサンゼルス・ラムズ、バイキングスの3チームで合計9年間のキャリアを積み上げた。
常に故障しているイメージが付きまとうロングだが、デビューからの4年間における活躍は簡単に忘れてはならない。当時、ドルフィンズオフェンシブラインのあまりの貧弱さは立て直すのに10年かかると言われたものの、ビル・パーセルズとトニー・スパラノ政権下でデビューを飾ったロングは見事な活躍を見せている。2011年に初めてケガで離脱を余儀なくされるまで、ロングは60試合連続で先発出場を果たした。2008年にはライアン・クレイディ、ブランデン・アルバート、デュアン・ブラウン、ジョシュ・シットンと並んでも頭一つ飛び出たリーグ最高のオフェンシブタックル(OT)となっている。
ロングは先日、将来を見据えて母校であるミシガン大学のビジネスアカデミーに通うつもりだと明かしていた。