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トレード話は「気にしてない」とペイトリオッツQBガロポロ

2017年04月28日(金) 08:58

ニューイングランド・ペイトリオッツQBジミー・ガロポロ【AP Photo/David Richard】

いよいよフィラデルフィアでドラフト会議が始まる。これに付随してニューイングランド・ペイトリオッツのクオーターバック(QB)ジミー・ガロポロの周囲もざわつき始めた。

基本的にはペイトリオッツがトム・ブレイディのバックアップQBを手放すことはない。だが、それも相手のオファー内容次第では分からなくもなる。もし、そのトレードオファーが成立するとすれば、それはこれから12時間以内に起こり得ることだ。

現地26日(水)、NBAボストン・セルティックスのプレーオフゲームを観戦に訪れたガロポロは『Comcast SportsNet New England(コムキャスト・スポーツネット・ニューイングランド)』のマイク・ジラルディに対して「全然気にしてない。試合を楽しもうと思う。ここに来られるなんて特別なこと」と語った。

今オフシーズンにトレード話が浮上した選手の中でも一際株価の高いガロポロだが、ヘッドコーチ(HC)のビル・ベリチックは今シーズンもブレイディが負傷した際の最高のバックアップQBとしてチームがガロポロをキープできることに満足感を得ている。

NFLキャリア4年目のガロポロは今オフシーズンに飛び交う自身のトレード話についてこのように語っていた。

「正直なところ、それについては考えていない。オフシーズンをエンジョイできたし、トレーニングも積んできた。カリフォルニアで皆とハードに取り組んだ。今はもう皆、チームに合流してトレーニングを継続している」

ガロポロは浮足立つ様子も見せず、いつも通りに振る舞っている。

ドラフト会議初日に大方の予想通りガロポロがトレードされずとも、彼の将来的なキャリアに関しては疑問符がついたままだろう。ペイトリオッツはガロポロに2018年のフランチャイズタグを付与する可能性が高い。これは過去のマット・キャセルのトレードと似た形での取引を狙ってのものだが、本来であればおそらく、油の一番乗っている今が最高の売り出し時ではある。また、ベリチックのお気に入りバックアップQBが将来的には単なる補償としてチームを去っていく可能性も現実的にはあり得てくる。それでもなお、これらのリスクはペイトリオッツが2017年シーズンのスーパーボウル出場をより確実なものにするために取らざるを得ないものなのだ。