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ブラウンズが新人Sペッパーズをオフェンスでも起用?

2017年05月03日(水) 12:13


ジャブリル・ペッパーズ【AP Photo/Ron Schwane】

クリーブランド・ブラウンズが2017年ドラフト1巡目で指名したセーフティ(S)ジャブリル・ペッパーズの起用法について明かした。

ヘッドコーチ(HC)を務めるヒュー・ジャクソンはチームの公式サイトで、「彼はとてもダイナミックなプレーヤーだ。もちろん、ディフェンス選手としてプレーすることになるが、彼にはオフェンスの役割も担ってもらうつもりだ。これについて疑いの余地はない」とコメント。

ドラフト以降、“ミスマッチプレーヤー”との言葉がささやかれ、ブラウンズファンは慎重ながらも楽観的になる必要があった。“ミスマッチプレーヤー”は単純に、守備コーディネーター(DC)グレッグ・ウィリアムズがかつてロサンゼルス・ラムズ在籍時に育てた“ハイブリッド”な選手に対する新たな言葉なのか。Sもラインバッカー(LB)もこなしたラムズのマーク・バロンはペッパーズと全く同じ身長、体重ではある。しかし、SからLBは可能だったものの、バロンがその逆パターンをこなすことは今までになかった。ペッパーズは彼と同様の役割を担うことになるのだろうか。

上級副社長のサシ・ブラウンは「われわれのスキームに合致するプレーヤーを獲得できたことに興奮していた。グレッグがジャブリルのような選手を見つけ出し、成長させてくれることも知っている」とコメント。

ブラウンはペッパーズに関して「おそらく、現在のチームにはジャブリルのようなダイナミックなプレースタイルを持った選手、かつ、身体能力の高い選手はいないし、グレッグがプロボウラーにまで育て上げた選手たちにもいない」と語った。

ショーン・テイラー、ロマン・ハーパー、ダレン・シャーパー、ジョナサン・ビルマ、ロバート・クイン、アーロン・ドナルドなどのウィリアムズが育てたプロボウラーたちの名前を挙げてもさほど意味をなさないが、ペッパーズのルーキーイヤーが1年目のマーク・バロンの成績と同程度のものになるとの予想はできる。ドラフト1巡目で指名されたバロンはルーキーイヤーに8回以上のブレークアップ、2パスピックオフ、1ファンブルリカバー、1サック、そして、タックルは90回を記録。また、キックリターンや攻撃時には数度に渡るトリックプレーも披露している。2017年ドラフト1巡目指名のペッパーズが攻撃、守備ともにどの程度の活躍を見せてくれるのか、今シーズンのパフォーマンスに期待が高まる。