セインツCアンガーはプレシーズン中にも復帰可能
2017年05月15日(月) 12:43ニューオーリンズ・セインツのオフェンシブライン(OL)を支える重要な選手がレギュラーシーズンの開幕に間に合いそうだ。
ヘッドコーチ(HC)のショーン・ペイトンは現地13日(土)、記者に対して先日に足の手術を行ったセンター(C)マックス・アンガーがプレシーズンの第3週には復帰可能だと伝えた。
「先シーズンの最後にレントゲン撮影を行った結果、リスフランと呼ばれる関節部分に少しの隙間ができていることが分かった。選択肢は2つあったが、アンダーソン医師は休ませることで回復可能だとして手術の必要はないと判断した。しかし、オフシーズンのプログラムが開始してから足の痛みが増したようだ。だから今回は手術に踏み切った。マックスは今後、数週間をリハビリにあてる」
「8月初旬の復帰をわれわれは期待している。頑張れば彼はプレシーズン中に復帰できそうだ。目標はプレシーズンの第3週頃だ」
手術当時、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートがアンガーは術後5カ月をリハビリに費やさねばならず、10月までは試合出場が無理そうだと報じていたことを考えれば、予想されていたよりもはるかに良い診断だ。当初よりも6週間ほど早いアンガーの復帰はペイトンHCにとってうれしい誤算だろう。
セインツは開幕戦のミネソタ・バイキングス戦にアンガーを先発起用できるだろうか。チームはその後、スーパーボウル覇者のニューイングランド・ペイトリオッツ、同地区ライバルのカロライナ・パンサーズ、プレーオフ進出に燃えるマイアミ・ドルフィンズとロンドンで試合を行う予定。アンガーが試合で決定的なプレーを生み出せる選手かどうかは別として、チームが開幕戦を最高の布陣で臨めるに越したことはない。
アンガーがレギュラーシーズンの開幕に間に合うとすれば、セインツが代役となるCをフリーエージェントで獲得する意味もない。セインツのターゲットとしてはニック・マンゴールドの名前が浮上していたものの、おそらくこの話は白紙に戻るだろう。