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元ペイトリオッツのOLボルマーが引退を決意

2017年05月17日(水) 11:39

ニューイングランド・ペイトリオッツのセバスチャン・ボルマー【Aaron M. Sprecher via AP】

クオーターバック(QB)でこそないものの、セバスチャン・ボルマーはトニー・ロモやジェイ・カトラーと同じ道を歩む決意を固め始めている。

元ニューイングランド・ペイトリオッツのオフェンシブラインマンであるボルマーは、現地16日(火)に放送されたNFLのラジオ番組『SiriusXM(シリウスXM)』の中でフットボールからの引退を示唆する発言をしている。32歳のベテランは今年の3月にペイトリオッツから放出されていた。昨年のボルマーは臀部(でんぶ)の負傷によってシーズンを棒に振っており、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによれば、この負傷がボルマーに引退を考えさせた当初の要因とのことである。

ボルマーの引退後のプランはと言えば、現在はニュージャージー州マウント・ローレルにあるNFLブロードキャスト・ブートキャンプに通っている。

NFL解説者を務めるロス・タッカーは『Twitter(ツイッター)』上にその模様を投稿した。

「NFLブロードキャスト・ブートキャンプの講習の様子。誰か分かる人はいますか?」

この写真の中で一番奥の席に座っているのがボルマーだが、試合中とはまるで雰囲気が変わっており、一見して誰だか分からないほどだ。それもそのはず、すでに現役当時の320パウンド(約145kg)から75パウンド(約34kg)も減量したとボルマーはシリウスXMの中で明かしている。

2009年ドラフト2巡目でペイトリオッツから指名を受けたボルマーはキャリア通算90試合に先発し、2010年にはライトタックル(RT)としてセカンドチームのオールプロにも選出された選手だった。

もちろんのこと、ボルマーが引退したとしてペイトリオッツの強さが揺らぐことは決してない。昨季にボルマーの代役としてネイト・ソルダーと共に大活躍したマーカス・キャノンが、先シーズンの半ばですでに5年の延長契約を結んでいる。