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激化するバッカニアーズ先発K争い

2017年05月22日(月) 10:39


タンパベイ・バッカニアーズのロベルト・アグワイヨ【AP Photo/Jason Behnken】

ロベルト・アグワイヨとニック・フォークがタンパベイ・バッカニアーズで激しい正キッカー(K)争いを見せてくれそうだ。

バッカニアーズは今オフシーズンにKフォークを獲得しており、ジェネラルマネジャー(GM)ジェイソン・リヒトは後に2年目のドラフト2巡目指名選手であるアグワイヨについて“去年はあまり良くなかった”とコメントしている。不振だった先シーズンを受け、23歳のアグワイヨはこの戦いを真正面から受け入れているようだ。

『PewterReport.com』に対してアグワイヨは「モチベーションが上がる。大学時代にも誰かがフィールドに入って来た時はそれが誰だとか、どのくらいうまいのかは知らなかったけれど、いつだって競争だと思ってきた。誰かと張り合うのは最高さ」と明かした。

アグワイヨは先シーズン、31回のフィールドゴールアテンプト中9回ミスを犯している。これはフロリダ州立大学時代に3年間でミスした回数と同じだ。『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、アグワイヨのフィールドゴール成功率は71%で、3アテンプト以上を記録した35人のキッカー中最低の数字となっている。

一方のフォークはニューヨーク・ジェッツのチーム史でも最も正確なキックを決める選手だった。ジェッツでの7シーズン、フィールドゴールの成功率は81.3%をマークし、先シーズンには成功率87.1%という優れた記録を残している。しかしながら、チームの本当の狙いは実力派ベテランKの加入による若手キッカーの奮起かもしれない。

アグワイヨは「リヒトやダーク(コッター/HC)が新しいキッカーの加入を知らせてくれたんだ。俺は彼らに、そのことに感謝すると伝えた。ビジネスはビジネス。チームは彼を獲得するつもりだった。誰がやって来るかは知らなかったけど、チームが新しいキッカーを獲ることは分かっていたんだ。誰が来るかが少し気になっていた程度。全く大きな問題ではない。俺は正キッカーの座を張り合うつもりだし、彼もそうだろう」と語った。

レギュラーシーズン開幕戦、アグワイヨとフォークのどちらがバッカニアーズの先発Kの座を射止めているのだろうか。