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批判をモチベーションにするライオンズ新人CBテイバー

2017年05月22日(月) 11:47


デトロイト・ライオンズのティーズ・テイバー【Detroit Lions via AP】

NFLスカウティングコンバインの40ヤード走において4.22秒を記録したジョン・ロスはあのウサイン・ボルトともその速さを比較されるようになった。その一方で、4.62秒を記したデトロイト・ライオンズの新人コーナーバック(CB)ティーズ・テイバーはその遅いタイムへの批判をモチベーションアップにつなげている。

テイバーは記者に対して「俺の闘志に火をつけてくれる。あいつには無理だと言われることではっぱをかけられているようなもの」と語った。

フロリダ大学での過去2シーズン、テイバーは2年連続でオールSEC(サウスイースタン・カンファレンス)のファーストチームに選出されている。だが、インディアナポリスで行われたコンバインでのタイムの遅さに、NFLの各チームが1巡目での指名を控えた。ライオンズがテイバーを2巡目全体53位で指名するまでに8人のCBが名前を読み上げられていたが、当の本人は自分の能力がプロの舞台でも通用するという自信に満ちているようだ。

「俺の強みはフットボール。陸上競技場じゃなくてフットボールのフィールドを走るんだ。活躍したい場所はNFL。オリンピックではない。だから、自分の能力ならいけると思っている」とテイバーは語っている。

既にチームに控えているダリウス・スレイ、ネビン・ローソン、元ドラフト1巡目指名のD.J.ヘイデンなど実力のあるCBらと先発の座を争うことになるテイバー。だが、懸念すべき問題はそれだけではない。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは以前、テイバーがライオンズで行われたドラフト前のワークアウトでハムストリングを負傷したと報じていた。テイバーは40ヤード走のタイムが遅かったのはそれが原因だと後に明かしている。先週行われた新人キャンプには参加可能だったとはいえ、ハムストリング負傷が今もテイバーの悩みの種であることは間違いない。

最後にテイバーは「トレーニングルームで十分な調整をしている。素晴らしいトレーナーと一緒に、一生懸命取り組んでいる。トレーニングキャンプまでには100%の状態に持っていきたい。そうなればチームに貢献できる」とのコメントを残した。