来年の契約延長に向けて意気込むジャイアンツOLピュー
2017年05月22日(月) 12:45新人契約の最終年を迎えているオフェンシブライン(OL)ジャスティン・ピューが来年の新たな契約に胸を高鳴らせる。
自身の契約状況に関してピューは『the New York Post(ザ・ニューヨーク・ポスト)』に対し、「主導権はこちらにある」と明かした。
『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』の評価によると、先シーズンのピューはガードとして77人の対象選手中13位にランクしている。2013年にドラフト1巡目で指名されたピューはデビューからの4年間でタックル(T)とGをこなすユーティリティプレーヤーとして活躍した。
ピューは「良いプレーをしてきた。今年が自分にとってどれだけ大きな意味を持つかは分かっている。今のジャイアンツは最高の状態にいる。だから、俺もチームも期待値は大きい」と語っている。
今オフシーズンに戦力を刷新したニューヨーク・ジャイアンツが来たるシーズンに向けて期待を高める中、ピューはまだ多少の不安が残るOLの手綱を締める役割を担う。3年目のエレック・フラワーズとボビー・ハートがTのポジションを争うことになるが、もし両者とも期待に沿うようなパフォーマンスを見せられない場合、ピューがまたその器用さを示すことになるだろう。
残念なことに、5年目のピューには負傷がついて回る。ピューは先シーズンもMCL(膝内側側副靭帯/ないそくそくふくじんたい)を損傷して5試合を欠場。ルーキーイヤーの2013年以降、ピューが16試合全ての試合に出場できたシーズンはない。
今シーズンにピューがケガをしなければ新たな契約は思い描く理想と近いものになるだろう。このオフシーズンには巨額の契約延長を行ってチームに残留したGが複数いる。クリーブランド・ブラウンズはジョエル・ビトニオに5年5,120万ドル(約57億)を提示、カンザスシティ・チーフスはローレント・デュバーネイ・ターディフに5年4,125万ドル(約46億)を提示してそれぞれ契約延長した。
ピューもこれらのプレーヤーと同様の道筋を期待している。
ピューは「信じてくれ。俺は気づいたんだ。プロボウルに選ばれなくても素晴らしいガードはたくさんいる。彼らの中にはケガで長い間出場できなかった者もいるが、それでもかなりの金額を受け取っている。俺がこの世界の階級でどの辺りに位置しているかは分かっているし、チームが俺に期待していることも分かっている」と述べ、こう続けた。
「俺は試合に出場してチームの期待には全部応えてきた。だから、自分にどれだけの価値があるのかは知っている。今シーズンはキャリア最高のシーズンにするつもりだ。そしてジャイアンツが“よし、ピューには活躍に見合った額を与えよう”と言ってくれるのを期待している」