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バイキングスHCジマー、8度目となる目の手術で一時離脱

2017年05月23日(火) 10:16


ミネソタ・バイキングスのマイク・ジマー【AP Photo/Charles Rex Arbogast】

ミネソタ・バイキングスのヘッドコーチ(HC)マイク・ジマーがOTA(オフシーズントレーニングアクティビティ)開始前日である現地22日(月)から一時的な休養に入った。

チームによれば、先日に8度目となる目の手術を行ったジマーが月曜日に休みを取ったとのこと。ジマーが最初に右目の不調を訴えたのは2016年の10月下旬のことで、それ以降、一連のプロセスを経ながら完全回復を目指してきた。

先シーズンのジマーはこの問題の影響で12月初旬のダラス・カウボーイズ戦に不在だった。

ジェネラルマネジャー(GM)リック・スピールマンは声明の中で「バイキングスのOTAが始まる中、HCジマーが手術後の安静と休養を取るために一時的にチームを離れることになった」と語り、続けて「われわれもマイクの健康状態が第一だと考えている。長期的に見て今はしっかりと休むことが先決。マイクは数週間で復帰する見込みだ」と明かした。

ジマー本人も月曜日に放送された地元ラジオ番組『KFAN-FM』でこのように発言している。

「この目の回復に関しては何がベストな方法であるのかをドクターたちを交えて皆で話し合った。彼らが言うには、今後数週間は安静にすべきということだった。ドクター室を出ると、目の充血が引いているのが分かった。眼圧が下がっているのは良い兆候だ。現時点では何も心配することはない。ただ事が順調に進むのを見守るだけ」

「すぐに戻って来られればとは思っている。ドクターとしては少しの間、安静にするのが良いとの判断だった」

OTA中に療養している間も、ジマーはポジションコーチたちと連絡を取り合い、練習の動画やレビューを受け取ることになっている。

ジマーは「タイミングは良くないが、シーズン中に離脱するよりはましだ」とも話した。

このタイミングでの離脱ほど痛いものはないだろうが、HCの経験を持つトニー・スパラノやパット・シャーマーが組織内にいるという事実がジマーの不安を軽減している。

ここ4年間をミネソタで過ごしている守備コーディネーター(DC)ジョージ・エドワーズもまた、ジマーの理論を心得ている人物の1人だ。

信頼できるスタッフを多く抱えるジマーはそれだけでも安心して回復に努めることができる。過去にも網膜剥離(もうまくはくり)の手術を受けている同HCだけに、これまで以上に痛みやフラストレーションを感じていることだろう。

地元紙『Minneapolis Star-Tribune(ミネソタ・スター・トリビューン)』によれば、ジマーは自身が不在とする期間も仮のHCは置かない予定だ。休養期間中もジマーがチームから目を離すことはない。