バイキングスQBブリッジウォーターが順調に回復
2017年05月25日(木) 11:27ミネソタ・バイキングスは現地23日(火)午後、大ケガを負った膝のリハビリ中であるクオーターバック(QB)テディ・ブリッジウォーターの動画を公開した。
その39秒間の動画ではOTA(オフシーズン・トレーニング・アクティビティ)に参加したブリッジウォーターの動きがスローモーションで撮影されている。昨年、レギュラーシーズンの開幕を前に膝を故障したブリッジウォーターは動画の中で、足全体をカバーするようなサポーターを手術した左足に装着しながらも軽やかなステップを踏んでスローを行っている。
定期検診のためダラスに向かったブリッジウォーターは24日の練習には参加していない。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えるところによると、担当医の元を訪れたブリッジウォーターは膝の状態が改善されており、側方の動きも良くなっているとの診断を受けたとのことだ。
実際のところ、火曜日にブリッジウォーターがどの程度ワークアウトに参加できたのかは定かではないが、ビデオを見る限りではまだ練習参加が完全には認められていない本人とバイキングスにとってはうれしい出来事に違いはないだろう。
『Pioneer Press(パイオニア・プレス)』によると、23日のビデオ投稿に関してジェネラルマネジャー(GM)リック・スピールマンは「これがリハビリの一部であることを示すため、最低でも何かしらの形で表に出したかった」と明かしたという。
9カ月前に膝関節を脱臼し、ACL(膝前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を完全に断裂させていたブリッジウォーターについて、ヘッドコーチ(HC)のマイク・ジマーは今オフシーズン、再びフットボールをプレーすることができるかどうかは分からないとも発言していた。バイキングスのフロントでさえも今月初旬にはブリッジウォーターの今後を懸念し、5年目オプションの行使を避けていた。
しかしながら、ブリッジウォーターがすでにフィールドでボールを投げているという事実からすれば、ミネソタの未来が少しだけ明るくなったようにも思える。想像するよりも早く、ブリッジウォーターがフィールドで活躍する姿が見られるかもしれない。