シーホークスCBシャーマンがチーム不仲説を一蹴
2017年05月26日(金) 10:11シアトル・シーホークスのコーナーバック(CB)リチャード・シャーマンがチーム内に不協和音が漂っているとの報道を一蹴した。
『ESPN』のセス・ウィカーシャムは現地25日(木)、ニューイングランド・ペイトリオッツに敗戦した第49回スーパーボウル以降、シーホークスのディフェンス陣とオフェンス陣の関係が悪化してきたとの記事を掲載した。ウィッカーシャムはこのロッカールーム内の不仲説を、公開された情報やオフレコの話を元に執筆している。
この記事の中で主体となっているのはシャーマンで、同選手がスーパーボウルの敗戦要因となったマルコム・バトラーによる歴史的なインターセプトを許せずにいることが問題視されている。
シーホークスの元アシスタントコーチはシャーマンについて「彼は他の選手が何をしているか常に見ている。彼は少し個人的になりすぎる。勝てないのは自分の責任。他の選手を疲れさせている」とウィッカーシャムに語ったという。
これは記事の中で指摘されているシャーマンやラッセル・ウィルソン、その他プレーヤーの不仲説を提唱する多数ある理由の一つに過ぎない。
ウィッカーシャムは「ウィルソンはこの話に対するコメントを控えたが、シャーマンはリーグ最高峰の守備陣に比べると、(ヘッドコーチ/HCのピート)キャロルがウィルソンやその他多くの若いプレーヤーたちをまだその域に到達させていないと考えている」と述べ、続けて「シャーマンは2年以上も前の1プレー(バトラーのインターセプト)そのものだけでなく、そのプレーに対するコーチやクオーターバック(QB)の反応にも冷ややかな感情を抱いている」とも記している。
25日に放送された『SiriusXM NFL Radio(シリウスXM NFLラジオ)』の中でシャーマンはこの説を論外だと一蹴した。
「“匿名”の情報源から意味のない情報が山積みされている。こんな情報を信じるやつなどいない」
この記事に関し、チームメイトのマイケル・ベネットも掲載元となっているESPNに対して『Twitter(ツイッター)』に「何ともムダな記事。“TMZ(大手ゴシップサイト)”にでも載せるべきだった。うその情報しか書かれていない。こんな記事がESPNから出てくるなんて正直驚きだ」と投稿している。
ベネットは加えて「(ラッセル・ウィルソンが)大好きさ。彼は素晴らしいチームメイトであり友人でもある。そして何より彼は人格者だ。先週もラッセルの家に行ってBBQを楽しんだ。彼は俺にリブを焼いてくれたよ」と明かした。