ポジション変更について語るパッカーズRBモンゴメリー
2017年06月01日(木) 11:19タイ・モンゴメリーにとってランニングバック(RB)へのポジション変更はただそのキャリアを延命するためのものではなく、リーグで成功を収めるための手段の1だ。
2015年にワイドレシーバー(WR)としてグリーンベイ・パッカーズから指名を受けた身長約183cm、体重約98kgのモンゴメリーは、そのポジション変更に関して自身の考えを述べている。
『ESPN』のロブ・デモブスキーによれば、現地30日(火)、モンゴメリーは「自分の思ったような成功を収められず、気分が悪いまま長い間プレーし続けたくはない」と語り、次のように続けたという。
「RBというポジションで成功できるなら、6年から8年このリーグでプレーする方がいい・・・結果を残したいし、プレーを楽しみたい。たとえ10年から12年のキャリアを約束してくれても、4番手、5番手、6番手と、もう誰かのバックアップレシーバーになるのはごめんだ」
先シーズンのモンゴメリーはパスキャッチャーとしてのキャンプ入りからそのパフォーマンスは振るわなかったものの、レギュラーシーズン中盤頃には壊滅的なバックフィールドに現れたパッカーズの救世主となっていた。
1キャリー平均5.94ヤード、1タッチ平均6.65ヤードをマークしたモンゴメリーはシーズン終盤に絶頂期を迎え、シカゴ・ベアーズ戦に勝利を収めた試合では16キャリーで162ヤードを記録している。
モンゴメリーはチームの公式サイトに対してこのように述べた。
「直感で走っていたのがほとんど。どこに行くべきか分かっていたが、それは全て直感で決めていた。今はテクニックも身に着けた。ローテーションも分かるし、ラインバッカー(LB)のポジションやフロントについても分かる。ギャップのルールも分かるし、ディフェンスが何をしているべきなのかも理解できた。今ならフィールドで何をすべきか頭で判断できるし、何を狙うのかもはっきりと分かる。これに俺の直感をプラスするんだ。今から試合が楽しみで仕方ない」
パッカーズは今ドラフトで4巡目指名のジャマール・ウィリアムスを含む3人のRBを指名したものの、RB陣の核をなしていたエディ・レイシーがチームを去ったことによりモンゴメリーにはフルシーズンを通してさらなる期待がかかるだろう。
この観点から見れば、モンゴメリーのポジション変更がチームにもたらしたものは大きい。同選手も「量よりも質だろう。俺が目指すクオリティをこの先何年も続けていきたい」と、やる気に満ちたコメントを残している。