数々のチームを渡り歩いたクリスティン・マイケルが新たな活躍の場を見つけた。

インディアナポリス・コルツは現地1日（木）、先月にグリーンベイ・パッカーズから放出されていたランニングバック（RB）のマイケルを獲得したと発表。

昨季のマイケルは11月中旬のシーズン途中に突然シアトル・シーホークスから解雇を告げられている。シーホークスとパッカーズで残した先シーズンの成績を合算すると、690ヤード、8タッチダウン、1キャリー平均は3.9ヤードだった。

2017年のマイケルにとってコルツという新天地は考えられる中でもベストなシナリオだろう。34歳のフランク・ゴアとパワーバックのロバート・タービンがデプスチャートの上位に名を連ねている状況で、コルツのバックフィールドにはスピードを備えたポテンシャルの高いプレーヤーの加入が必要だった。

ダイナミックなランを持ち味としてマイケルは先シーズンの8月と9月にリーグを圧倒する活躍を見せた。しかし、その後の2カ月間のパスゲームにおいてはランブロックの貧弱さ、ラッセル・ウィルソンの負傷、マイケル自身のホールの読み違い、精神面での弱さなどが絡み合い、最終的にはシアトル離脱につながっている。

ここ数年間でシーホークス、パッカーズ、ダラス・カウボーイズ、ワシントン・レッドスキンズを渡り歩いたマイケルの類まれなる身体能力はそれらどのチームにも扱いきれなかった。コルツはそんなマイケルをゴアの補助的なプレーメーカーとして今ドラフト4巡目指名の新人RBマーロン・マックと競わせる予定だ。