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カウボーイズRBエリオットが通話履歴をNFLに提出

2017年06月02日(金) 11:31

ダラス・カウボーイズのエゼキエル・エリオット【AP Photo/Brandon Wade】

ダラス・カウボーイズのランニングバック(RB)エゼキエル・エリオットが恋人に対して暴力を振るったという申し立てへの調査が続く中、NFL選手協会とエリオットの代理人たちが先週、エリオットの通話履歴とその他書類をNFLに提出したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが報じた。

この騒動を収束へ向かわせるため、情報は両サイドでシェアされたともガラフォロは伝えている。この動向を最初に報じたのは『USA Today(USAトゥデイ)』のトム・ペリセロだった。

NFLの調査機関は昨年10月、問題になっている恋人とのトラブルに関してエリオットから事情聴取を行っている。

オハイオ州のコロンバス法律事務所によると、すでに破局した当時の恋人は昨年7月、エリオットが同月17日から22日にかけて5回にわたって暴力行為を働いたと語っていたそうだ。検事は昨年9月にエリオットに対する無罪を宣告しているが、NFLの個人行動規範による制裁の可能性はまだ残っている。

コロンバス法律事務所は声明の中で、「全ての証拠を検証した結果、法律事務所、および検察部門は申し立てのあった5つの事案について犯罪的行為があったことを否認する判断を下した」と述べ、続けて「これは該当する事案に関しての情報が矛盾をはらんでいることから、犯罪行為があった事を認めるに足る十分な証拠とはならないのが主な理由である」としている。

元恋人による告発を否定した21歳のエリオットは2017年、2年目の大事なシーズンを迎える。